告知 ビート1月号発売中 井上尚弥vs.バトラー特報 井岡一翔、恒例付録カレンダー付き
2022年12月23日 7時25分
2022年12月22日 14時16分
2022年も残すところわずか。あらかた海外のビッグマッチが終わったところで、この一年を振り返り、我々ファンを楽しませてくれたボクサーたちを表彰しよう。例年に比べてややインパクトに欠ける気もするが、女子戦がMSGを満員にしたり、4団体王座統一戦が続いたりとさまざまな話題があった。栄えある最優秀選手は、昨年のMVPカネロを破ったドミトリー・ビボルだ。《ボクシング・ビート1月号より》
コロナ禍3年目となった2022年。ボクシング界の十大ニュースを挙げるなら、絶対的な強さと存在感を誇ったS・ミドル級4団体統一王者カネロ・アルバレスが喫した9年ぶりの敗北は、トップを占めてもおかしくない出来事だった。
昨年のMVPカネロに土をつけたL・ヘビー級王者ドミトリー・ビボルにMVPの勲章を授けよう。さらにビボルは、44勝無敗だった強敵ヒルベルト・ラミレスにも堅実な戦いぶりで快勝。メキシカンのトップ2人を下した実績を考慮して最優秀選手に選びたい。
次点にはアンソニー・ジョシュアを返り討ちにしたヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク、4団体統一王座に就いたデビン・ヘイニー(ライト級)とジャーメル・チャーロ(S・ウェルター級)。
サプライズを起こしたという意味でビボルは「アップセット賞」もいいかもしれないが、この賞にはロングラン王者だったジェルウィン・アンカハスを攻略したIBF・S・フライ級王者フェルナンド・マルティネスを。アンカハスは負けなければ井岡一翔との統一戦が既定路線だっただけに驚いたファンも多かった。
今年は女子ボクシングにとっても画期的な年となった。現在5人いる4団体統一チャンピオンの中でMVPを選ぶと、これまでの実績からもライト級のケイティー・テイラーが筆頭ではないか。比類なき王座を7度防衛していること。実力もさるものながら、4月、ニューヨークのマジソンスクエアガーデン(MSG)で行った7階級制覇のアマンダ・セラノとの防衛戦が金字塔となった。ボクシングの殿堂に女子をメインにしたイベントで初めて満員のファンを動員してみせた。
「イベント大賞」にはテイラー対セラノのほか、ロンドンのウェンブリー・スタジアムに9万4千人を集めたタイソン・フューリー対ディリアン・ホワイトのWBCヘビー級戦。そして2月にマンチェスターで行われたケル・ブルック対アミール・カーンの英国の元王者対決は、予想をはるかに超える人気を集め、2人のネームバリューの高さを印象づけた。
試合の中味はどうだったか。3月、英国で行われたリー・ウッド対マイケル・コンランのWBAフェザー級レギュラー王座戦はダウン応酬の末、最終回にウッドがコンランをリング外に叩き出してストップ勝ちするスリリングな幕切れ。また4月にラスベガスで挙行されたWBC・S・ウェルター級暫定決定戦も、ダウン応酬となってセバスチャン・フンドラがエリックソン・ルービンに9回TKO勝ちする激闘だった。
これらの試合は上半期に開催された。下半期にも好ファイトはあったがインパクト絶大な試合が少なかったように思える。「最高ラウンド賞」も今年はこれといったものがなく、寺地拳四朗-京口紘人の5ラウンドが世界的にも称賛を浴びている。
ほか「失望賞」をはじめとするユニーク賞まで。記事全文は発売中のボクシング・ビート1月号でお読みできます。
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