WBC世界バンタム級王者の山中慎介（帝拳）が23日、東京・恵比寿のアクトスクエアで開かれた第2回「アスリート・ドレッサー・アワード」の表彰式に出席した。同賞は「Safari」を発行する日之出出版が主催で、世界的な活躍をしているスポーツ選手の中からファッションに精通している選手を表彰するもの。ボクサーでは昨年に井岡一翔（井岡）が受賞している。

　今年の受賞者はサッカーの中澤佑二（横浜Fマリノス）、プロ野球の三浦大輔（横浜ベイスターズ）、バスケットボールの田臥勇太（リンク栃木）ら8人。リングとは勝手の違う舞台だったが、山中は「黒を基調にワイルドに決めた」という衣装でなかなかのファッションセンスを披露した。

　授賞式を終えた山中は「ボクシングでいろいろ賞を頂いているけど、まさかファッションで賞をもらえるとは思わなかった。他のスポーツのトップ選手と話ができたし、こういう機会を通してボクシングをアピールしていきたい」と笑顔を見せていた。