2014年4月30日水曜日

加藤が7回TKOで鈴木下す、日本ライト級V6

 日本ライト級タイトルマッチが30日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの加藤善孝(角海老宝石)が同級1位の鈴木悠平(真正)を7回53秒でストップ。TKO勝ちで6度目の防衛に成功した。

 今年1月に中谷正義(井岡)に敗れOPBFタイトルを失ってから3ヶ月あまり。加藤は日本タイトル6度目の防衛戦が再起戦となった。そして鈴木にとっては昨年2月、加藤に敗れて以来2度目のタイトル挑戦だった。

 試合は初回から動いた。ともに好戦的な立ち上がり。加藤の左フックで鈴木が一瞬動きを止める。ラウンド終了間際、加藤の右ストレートで鈴木が左目上部をカットした。

 気迫に満ちた鈴木は2回に入ってもワンツーからボディのコンビネーションを軸にハイテンポで王者に襲い掛かった。加藤はこれをブロッキングで防ぎながら、2回に右ストレートをきれいにヒット。加藤はジャブと右ボディブロー、右クロスを中心にボクシングを組み立てた。鈴木はよく攻めているが、いいパンチを食らってしまう。5回を終わっての採点は49-46が2人、50-45が1人でいずれも加藤を支持した。

 劣勢の鈴木は6回、渾身の左フックを決めると加藤はグラリ。後退した加藤に鈴木がラッシュを仕掛けるが、加藤はクリンチとブロックで何とかこのピンチをしのぐ。そして7回、鈴木が出てきたところに加藤が右を叩き込むと、鈴木はフラフラの状態に。加藤が襲い掛かると、鈴木がバッタリとキャンバスにダイブし、主審が迷わずストップした。これで加藤の戦績は27勝8KO5敗1分。会場を盛り上げながらも敗れた鈴木は14勝11KO4敗。

◇バンタム級8回戦
久保賢司(角海老宝石)[TKO7回1分36秒]細貝淳(ワールド日立)
 パワーで勝る久保は2回から距離を詰め、左ボディブローなどで細貝を攻めた。距離をとりたい細貝はジャブと右クロスで対抗。久保がペースをつかみかけた5回、細貝の右で久保のヒザが砕けるが、細貝はここで勝負をかけなかった。6回に入ると久保が連打で細貝を追い詰め、7回に左フックが決まったところでストップとなった。

◇フライ級8回戦
阪下優友(角海老宝石)[2-0(77-76、78-76、76-76)]渡邉秀行(ワールド日立)
 先手を取ったのはサウスポーの渡邉。日本フライ級14位の阪下に左をよく決め、2回には左で阪下を後退させて会場を沸かせた。阪下は4、5回に右ストレートをきれいにヒットさせて好機を作ったが、その後もサウスポー相手に距離がつかめず苦しい展開。ジャッジの支持は十分に得られなかったものの渡邉の健闘が光った。