2015年3月7日土曜日

高山樹延がダウン挽回のV5、日本ウェルター級戦

 日本ウェルター級タイトルマッチが7日、東京・後楽園ホールで行われ、チャンピオンの高山樹延(角海老宝石)が指名挑戦者の新藤寛之(宮田)を3-0判定で下し、5度目の防衛に成功した。スコアは96-94、96-93×2。

 186センチの長身サウスポー新藤は、右ジャブを突き、フットワークを使うアウトボクシング。高山は跳び込んでのボディ攻撃で、両者のスタイルは対照的だ。1ラウンド終了間際、新藤の左ストレートが火を噴き、高山がダウン喫する幕開けとなった。

 新藤はこのあと狙いすぎたのか、3回以降は手数が伸びなかった。いいジャブ、ボディブローを当てるシーンもあったが、高山がインサイドに潜り込んで攻勢をアピールする場面が増える。5回に偶然のバッティングで高山は右目上部を大きくカット。5回を終わっての公開採点は48-46×2で新藤、残りが47-47だった。

 後半に入るとガードを固めて先手、先手の高山が徐々にペースアップ。中盤に左拳を痛めてしまったという新藤はガードを固めて高山のボディ攻撃を受けるシーンが目立つ。劣勢に陥った新藤は終盤、前に出たが、近距離の攻防はやはり高山が上だ。後半戦を制した高山がポイントで逆転して勝利を手にした。戦績は22勝7KO1敗。2008年の東日本新人王決勝に続き、またしても高山に屈した新藤は16勝6KO3敗。

◇S・バンタム級8回戦
高橋拓海(マナベ)[TKO2回50秒]久永志則(角海老宝石)
 182センチの長身、高橋は「勝っても負けても引退」という決意で日本S・バンタム級6位の久永に挑んだ。スタートから闘志満々の高橋は右ストレートを積極的に打ち込んだ久永をのけぞらせる。そして2回早々に右を打ち下ろすと、久永がガクリとダウン。立ち上がった久永にラッシュしてストップ勝ちを呼び込んだ。リング上で喜びを爆発させた高橋は7勝2KO4敗1分。久永は16勝9KO6敗2分。

◇S・ウェルター級8回戦
土屋修平(角海老宝石)[KO4回1分30秒]ジョン・フォード(タイ)
 スタートからジリジリとプレッシャーをかける土屋だったが、初回終盤、ジョンの右カウンターを食らってグローブをキャンバスにタッチ。ダウンが宣告された。土屋は2回からKOを狙い、ボディ攻撃も意識して前に出た。ジョンが時折鋭いカウンターを放つため、息の抜けない展開となったが、最後は右ストレートを決めて10カウントを聞かせた。日本ライト級12位の土屋は17勝15KO4敗。ジョンは7勝5KO6敗1分。

◇S・ウェルター級8回戦
成田永生(八王子中屋)[2-1(77-75、75-77、77-76)]今野裕介(角海老宝石)
 昨年の全日本新人王で日本ミドル級9位の成田が前半は優勢。日本ウェルター級10位の今野をパワーで上回り、右ストレートやボディ攻撃を機能させた。今野は後半に入り、相手の失速に乗じて右ストレート、左フックで成田を追い込んだが、軍配は小差で成田に挙がった。成田は9勝4KO1敗。体格差に泣いた今野は8勝3KO3敗。