2015年4月4日土曜日

木村悠がTKO勝ちでV3、日本L・フライ級戦

 日本L・フライ級タイトルマッチが4日、東京・後楽園ホールの「第536回ダイナミックグローブ」で行われ、王者の木村悠(帝拳)が挑戦者5位の山口隼人(TEAM10COUNT)に8回TKO勝ちして3度目の防衛に成功した。タイムは2分49秒。試合の模様は4月9日20時30分からCS放送の日テレG+で放送される。

 世界挑戦経験もある1位のサウスポー小野心(ワタナベ)の負傷で2週間前に挑戦者が右の山口に変更。しかし木村が動じることはまったくなかった。初回から間合いを支配するいつものボクシングを展開し、攻めてはワンツー、守っては山口が攻めようとしたときにはその場にいないという読みの鋭さで、試合を優位に進めた。木村の右で山口の左目下が腫れていった。5回を終わっての採点は49-46×3で王者がリードした。

 劣勢の山口は5回から前に出る圧力を強めたが、試合の流れは変わらない。5回には木村のパンチで山口が左目上部をカットし、さらに6回にも山口は新たな傷を作った。ラウンド終盤、木村は立て続けにワンツーを決めて山口を追い込む。8回、木村の右が続けてヒットしたところで主審が試合を止めた。

 「今回は力強さを見せたいと思っていたのでTKOで勝ててうれしい。プロアマ通じて次が100戦目なので世界のベルトが巻けたらうれしい」と語った木村は16勝3KO2敗1分。日本タイトル2度目の挑戦に失敗した山口は12勝2KO6敗1分。

◇S・バンタム級8回戦
石本康隆(帝拳)[負傷判定7回2分11秒3-0(68-65×3)]宇津見義広(ヨネクラ)
 日本S・バンタム級4位の石本は、昨年5月のIBF挑戦者決定戦(対クリス・アバロス)、12月の日本S・バンタム級王座決定戦(対小國以載)と連敗しての今回が再起戦。試合は初回からクリンチとホールドが連発する荒れた展開となった。石本は6回にレスリング行為で減点1。7回に偶然のバッティングで宇津見が両目上部をカットして試合終了。レフェリーだけが忙しい試合だった。石本は25勝7KO8敗。気迫が空回りの宇津見は12勝7KO6敗3分。

◇S・ライト級8回戦
中澤将信(帝拳)[TKO8回52秒]相馬一哉(一力)
 日本S・ライト級3位の中澤は旺盛なスタミナと体格を生かして前に出るボクシング。2回から鼻血で顔を染めながら、ボディ攻撃や右クロスで試合を優位に進めた。徐々に攻勢を強めた中澤は6回にカウンターから好機を作り、相馬をダウン寸前まで追い込む。8回、中澤が右を決めたところでストップ。中澤は17勝7KO1敗1分。中澤の圧力に屈した相馬は7勝6KO7敗2分。

◇L・フライ級6回戦
大野兼資(帝拳)[TKO2回1分16秒]横手太一(ドリーム)
 昨年の全日本新人王で日本L・フライ級14位のサウスポー大野が、カウンターを狙う横手を早速追い込んだ。2回、横手をロープに押し込んで左を効かせ、連打したところでストップ。大野は8勝4KO1敗。横手は6勝3KO3敗。

◇S・ウェルター級6回戦
鳴海友其(帝拳)[TKO2分44秒]真ひろき(高崎)
 拓大などアマで活躍した鳴海がB級デビュー。10年選手の真との打ち合いを制して2回TKO勝ち。真は4勝3KO9敗。