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江藤光喜がクアドラスに挑戦、階級アップ大歓迎

2015年10月1日 18時42分

 OPBFフライ級王者の江藤光喜(白井・具志堅スポーツ)が11月28日、宮城県のゼビオアリーナ仙台で開催される「TOUCH! WOWOW2015」でWBC世界S・フライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ=帝拳)に挑戦することになった。1日都内で記者会見を開いて発表した。当日はWBC世界L・フライ級王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)に木村悠(帝拳)が挑む試合とのダブル世界タイトルマッチとなる。

江藤光喜がクアドラスに挑戦(ボクシングニュース)
「沖縄出身者は外国人選手に強い!」と具志堅会長(左)

 沖縄の江藤3兄弟の長兄である江藤(17勝13KO3敗1分)はこれまでフライ級を主戦場としており、2013年には敵地タイでWBAフライ級暫定タイトルを獲得。昨年にOPBF王者となり、2度の防衛を成功させた。正規タイトルでは初の世界挑戦が決まった江藤は「やっと決まったか、という感じです!」と喜びを口にした。

 今回はクラスを上げてS・フライ級での世界挑戦となるが、これについては「正直“やった”という気持ち。東洋の防衛戦では減量がすごくきつかった。S・フライ級のほうが絶対に力が出ると思う」と階級アップを大歓迎。13年のWBAフライ級暫定王座防衛戦で敗れた後、入院して体重が増え、その後はリング上で体に力が入らないほど減量に苦しんでいたという。

 王者のクアドラスは昨年5月に王座に就き、これまで4度の防衛を成功させた。帝拳ジムと契約を結んでおり、日本のリングにも過去3度上がっている。戦績は33勝26KO1分で08年のデビュー以来、無敗を継続中だ。江藤はチャンピオンを「打ち合いもするし、足も使える。総合的に強い選手だと思う」と分析した上で「明白な勝ち方、KOで勝ちます」と力強く宣言。持ち前の好戦的なボクシングを爆発させる意気込みだ。

同じリングで競演する左から江藤、木村、粟生

 また前座では、元2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)が、5月にWBO世界ライト級王座獲得失敗(無効試合)以来の試合に臨む。対戦相手は12年にWBC世界S・フェザー級タイトルを奪われたガマリエル・ディアス(メキシコ)。因縁のリマッチに向けて粟生は「KOで勝ということがリベンジにもなる」と必勝を誓った。

 試合の模様は当日17時からWOWOWプライムで生中継(無料放送)される。また江藤の世界戦が決まり、最初に発表された元世界王者の五十嵐俊幸(帝拳)、元OPBF王者の岩佐亮佑(セレス)の出場はなくなった。

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