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ドネアが世界王者返り咲き、WBO・S・バンタム級

2015年12月12日 13時52分

 WBO世界S・バンタム級王座決定戦が11日(日本時間12日)、プエルトリコのサンフアンで行われ、同級2位のノニト・ドネア(フィリピン=写真)が同級1位セサール・フアレス(メキシコ)を3-0判定で下し、新チャンピオンとなった。決定戦は前王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)の王座はく奪によるもの。

フアレスをボディブローで攻め立てるドネア(左)

 持ち前のスピードで序盤から優勢に立ったドネアは4回、右でフアレスにダメージを与え、その後の追撃で最初のダウンを奪う。さらに左フックを決めてフアレスをキャンバスへ。フアレスは何とか立ち上がったものの防戦一方で、ドネアのKO勝ちは時間の問題と思われた。

 しかしKO負けがないタフボーイ、フアレスは5回から再び闘志をむき出しにしてドネアに向かって行った。ドネアはフアレスのアタックを脚を使ってかわしながら、カウンター狙いのボクシング。ドネアはパンチこそもらっていないが、徐々にフアレスに押し込まれ、ロープを背負う場面が増えていく。後半は追い上げられる形となったドネアだが、最後まで決定打を許さず、有効打で上回って勝利した。スコアは116-110×2、117-109。右まぶたをカットしたドネアは試合後、病院に直行したという。

 ドネアは昨年10月、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)に敗れ、WBA世界フェザー級王座を失って以来の世界王者復帰。WBO世界S・バンタム級はかつて自らが保持していたタイトルで、2013年4月ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)に奪われていた。ドネアがこれまで獲得した世界タイトルはIBFフライ級、WBA暫定S・フライ級、WBO&WBCバンタム級、WBO&IBF・S・バンタム級、WBAフェザー級、そして今回のWBO・S・バンタム級。

 メイン格のライト級10回戦は、プエルトリコのホープ、フェリックス・ベルデホがジョセニルソン・ドスサントス(亜)に2回2分21秒TKO勝ち。デビューからの連勝を19(14KO)に伸ばした。Photo/SUMIO YAMADA

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