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井岡弘樹会長と柳明佑氏、24年ぶりの再会に笑顔

2016年1月24日 10時04分

 WBA世界L・フライ級王座を17回連続防衛した韓国の英雄、柳明佑さん(52)が23日、大阪市の井岡弘樹ジムを訪問、プロ生活で唯一敗北を喫した対戦相手の井岡弘樹・西日本ボクシング協会長(47)と24年ぶりに固い握手を交わした。

かつて激戦を繰り広げた井岡弘樹会長(左)と柳明佑氏

 柳さんは1985年12月、WBA世界L・フライ級王座を獲得、「ソナギ(夕立)」と形容され通称にもなった激しい連打で相手を圧倒して防衛を積み重ね、大鵬健文ら日本人挑戦者4人を含み17回防衛。91年12月、2階級制覇を狙った井岡と大阪府立体育会館で対戦、1-2の判定で敗れ、防衛記録はストップ。しかし、1年後の再戦で井岡を下して、王座復帰。1回防衛の後、93年9月に王座を返上して引退した。ソウル市内でジムを開設して後進を育てるとともに、現在はプロモーターで活躍しており、飲食店も経営している。

 これまで日韓試合などで来日しているが、今回は傘下のジムの2選手が大阪・渥美ジムでトレーニングを積んでおり、世話になっている同ジムにあいさつに訪れた。グリーンツダジムで井岡会長の後輩の元日本J・ミドル級王者、大東旭・渥美ジム会長代行(45)が柳さんを井岡弘樹ジムに案内した。

 井岡会長と柳さんは「懐かしい」と抱き合った。これまでの来日時に顔は合わせたことはあるが、じっくり話し合うのは初めて。「タイトルを奪われたときは、ジャブを打っては離れる、僕が苦手としたボクシングにやられた」と柳さんが回想すれば、井岡会長は「不利と言われていた試合だったので、勝ってすごくうれしかった。柳さんは本当に強かった」とたたえた。再会のあとは近くの飲食店で乾杯。柳さんは「24年前に戦った相手と会えて、うれしい、ぜひソウルに来てください。最高の焼肉で歓迎します」と笑顔で話していた。

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