2016年4月10日日曜日

ラミレスがアブラハム下し戴冠、バルデス11連勝

 マニー・パッキャオ(比)vsティモシー・ブラッドリー(米)のアンダーカードで行われたWBO世界S・ミドル級タイトルマッチは、無敗の挑戦者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ=写真)がベテラン王者のアルツール・アブラハム(アルメニア=ドイツ)に3-0判定勝ち。スコアはフルマークの120-108×3だった。ラミレスはメキシコ人として初めて世界S・ミドル級タイトルを手にした。

 身長189センチの長身サウスポー、ラミレスが世界挑戦を一発でものにした。ラミレスはガードががっちりと固めるアブラハムに対し、ジャブと左ストレートを繰り出し手数で上回るスタート。2回に右をカウンターで決めてアブラハムをグラつかせた。

 以降はアブラハムがプレスをかけ、ラミレスは距離を保ちながら出入りのボクシングを展開。アブラハムは距離を詰めらず、手数が伸びずに苦しい。着実にポイントをピックアップするラミレスは7回に右を合せると、アブラハムの足元が再びふらついた。

 ラミレスは終盤も無理せず、慎重にボクシングを組み立て、王者の反撃を許さなかった。ラミレスは34勝24KO。アブラハムは44勝29KO5敗。

 メキシコ期待の大型ホープ、オスカル・バルデスは前IBF世界フェザー級王者エフゲニー・グラドビッチ(ロシア)に4回2分14秒TKO勝ちし、NABOフェザー級王座を獲得。デビューからの全勝全KO記録を11に伸ばした。

 2大会連続五輪メキシコ代表のバルデスは初回から力強い左フックをバシバシと打ち込む好戦的なボクシング。グラドビッチも果敢に打ち合いに応じたが、2回にバルデスの左フックがグラドビッチのアゴに炸裂すると、元世界王者はグシャリとキャンバスへ。立ち上がったが主審が試合を止めた。グラドビッチは21勝9KO2敗。Photo/SUMIO YAMADA