2016年5月8日日曜日

八重樫東が2-1判定勝ち、IBF王座初防衛成功

  IBF世界L・フライ級タイトルマッチが8日、東京・有明コロシアムで行われ、チャンピオンの八重樫東(大橋)が挑戦者11位マルティン・テクアペトラ(メキシコ)に2-1判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは115-113、116-113で八重樫、残りが115-113でテクアペトラだった。

 WBAミニマム級、WBCフライ級、そして昨年暮れにIBF・L・フライ級を制して3階級制覇を成し遂げた八重樫の初防衛戦。八重樫は距離を取って慎重な立ち上がりに見えた。2回に挑戦者が右を決めて距離が縮まり、チャンピオンはボディ攻撃で対抗。八重樫は不用意に打ち合いに突入せず、足を使ってよく動きながら試合を組み立てたが、テクアペトラのジャブや右を不用意にもらうシーンも少なからずあった。

 中盤に入っても八重樫は出入りのボクシングを意識し、タイミングを図ってスっと中に入ってボディーブローをまとめるなど、要所で効果的な攻めを見せた。6回には左ボディブローと右のコンビネーションが機能。挑戦者の右ストレートも断続的にヒットし、予断を許さない展開が続いた。

 試合は終盤に進むにつ入れて打ち合うシーンが目立つようになる。標高4000メートルの高地トレーニングで鍛えたテクアペトラはスタミナが自慢。手数で迫る挑戦者に対し、八重樫は連打の回転スピードと相手を押し込むフィジカルの強さで対抗した。

 10回に効果的な右を決めた八重樫は11回に激しく打ち合って会場を盛り上げる。引かずに打ち返すテクアペトラのパンチを浴びる場面も少なくなかったが、おかまいなしに最終回も攻め続けて終了のゴングを聞いた。

 八重樫は24勝12KO5敗。リング上から「最初はいいところを見せようと思ったけど、自分はこういう試合しかできない。実力がないということ。もっと圧倒する試合ができるようにがんばります」とインタビューに答えた。世界初挑戦に敗れたテクアペトラは23勝15KO5敗。Photo/SUMIO YAMADA