2016年12月6日火曜日

加藤善孝が2年ぶり白星、比国ランカーに2-1判定勝ち

 元日本、OPBFライト級王者で現日本ライト級4位の加藤善孝(角海老宝石)が6日、後楽園ホール「角海老ボクシング」のメインに登場。ライト級10回戦でフィリピン同級10位のレオナルド・ドロニオに2-1判定勝ち。スコアは97-94、96-94で加藤、96-95でドロニオだった。

 体格のいいドロニオは初回、加藤にしなりを効かせたフックやアッパーを浴びせ、加藤を守勢に回らせた。これをブロッキングでしのいだ加藤はワンツーを上下に打ち込んで対抗。ドロニオは2回に加藤のパンチで左目上部をカット。加藤は3回に右を決めてドロニオを下がらせた。

 中盤は加藤が右や左フックを決めて一気に畳み掛けそうな場面がある一方で、ドロニオのコンビネーションによる反撃が加藤の顔面とボディをとらえるシーンもあり、気の抜けないラウンドが続いた。終盤も展開は変わらず、最終回も互角の打ち合いでゴングとなった。

 ここ3試合が1分2敗だった加藤は実に2年前の荒川仁人(ワタナベ)戦以来の勝利。戦績は30勝9KO7敗2分。加藤を大いに苦しめたドロニオは日本で関門JAPAN勢のアクセル住吉と1分1敗、バーニング石井にTKO勝ちというキャリアがあった。通算戦績は15勝10KO14敗3分。

◇S・バンタム級8回戦
中川勇太(角海老宝石)[TKO8回1分31秒]相馬圭吾(三迫)
 日本S・バンタム級2位の中川に対し、同9位の相馬はガードをがっちり固めて前に出続けた。長身の中川は左右に動きながらアッパーとボディブローを決めて相馬を寄せ付けない。相馬は5回に劣勢の場面から左右のフックを決めて反撃。ここから中川に何度かロープを背負わせたが、中川は崩れずに対処。8回に連打を決めたところでTKOとなった。中川は19勝10KO4敗1分。相馬は8勝4KO12敗2分。

◇フライ級8回戦
望月直樹(横浜光)[3-0(79-74、79-73、80-73)]阪下優友(角海老宝石)
 日本フライ級5位の阪下と同9位の望月がランカー対決。上背のある阪下が距離をキープしながら戦おうとするが、望月はタイミングよく飛び込み、何度か右を決める立ち上がり。圧力を強める望月に対し、阪下もワンツーを打ち込んで対抗するが、望月の動きに対応しきれず、右を断続的にもらった。最後まで足がよく動き、阪下の反撃を許さなかった望月は11勝6KO1敗。連敗の阪下は14勝9KO8敗2分。

◇S・ライト級8回戦
今野裕介(角海老宝石)[TKO4回1分51秒]相馬一哉(一力)
 日本ウェルター級4位の今野が初回からジャブ、ワンツーを次々に打ち込む立ち上がり。ラウンド終盤、今野は相馬にロープに釘付けにしてラッシュしたが、相馬のフックがヒットして今野の腰が一瞬落ちる。2回を慎重に戦った今野は3回に右カウンターを決めて相馬を横倒し。4回に相馬は逆転を狙って攻めたが被弾が多く、今野が連打を決めたところでストップ。今野は11勝5KO3敗。来年2月に37歳を迎える相馬はこれで定年が確定。ここ数年はランカーに挑み続け、6連敗で力尽きた。戦績は7勝6KO11敗2分。

◇S・バンタム級8回戦
宮坂航(角海老宝石)[2-1(77-75、77-76、75-77)]玉木善文(小熊)
 リーチで上回るサウスポー玉木は初回に左を決めて宮坂を一瞬グラつかせたが、2回以降は狙いすぎで手数が出なかった。中盤はパンチの交換が少なく、時折接近して左フックやボディブローを打ち込む宮坂がやや優勢という印象。玉木は7回に左ストレートで宮坂をキャンバスに転がし、8回にも左で効かせたシーンを作ったが、詰め切るスタミナがなかった。1年3ヶ月ぶりの試合だった宮坂は10勝2KO4敗1分。玉木は7勝4KO4敗1分。