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WBAがジャッジ2人を資格停止処分、村田判定問題

2017年5月26日 9時47分

 WBAのヒルベルト・メンドサJr会長は25日(日本時間26日)、パナマ市内のWBA本部で記者会見を開き、20日に行われたWBAミドル級王座決定戦の採点に問題があったとして、ジャッジ2人を6か月の資格停止処分にしたと発表した。この試合を戦ったアッサン・エンダム(仏=カメルーン)と村田諒太(帝拳)に再戦を指示したことも明らかにした。

 WBAが公式ツイッターなどで明らかにしたもの。20日に有明コロシアムで行われた試合は2-1判定でエンダムの勝利し、ミドル級新王者に認定された。ジャッジの内訳は、グスタボ・バティージャ(パナマ)が116-111、ヒューバート・アール(カナダ)は115-112でそれぞれエンダムの勝利を支持。ラウル・カイズ・シニア(米)は117-110で村田の勝利とつけた。

 この判定を巡っては、日本だけでなく世界の関係者からも「村田が勝っていた」との声が多く上がり、WBAは25日に選手権委員会を開き、再戦指令とパディージャ、アールの両ジャッジの処分を決定した。

 また、WBAは20日に米ベリーランド州オークソンヒルで行われたWBA・S・ライト級王座決定戦、ランセス・バルテレミー(キューバ)vsキリスル・レリク(ベラルーシ)も再戦を指示。試合はバルテレミーが3-0判定勝ちを収めたが、こちらも採点に問題があるとみなした。

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