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前王者エルナンデスがS・フライ級で再起を宣言

2017年5月26日 10時07分

 前WBC世界フライ級王者フアン“チュリートス”エルナンデス(メキシコ=写真右)が24日、WBCがメキシコシティで開催した会合に出席。体重オーバーで初防衛を果たせなかったことを陳謝するとともに、今後115ポンド(S・フライ級)で王座を目指すことを明かした。

 エルナンデスは20日に行われる予定だったタイトルマッチ前日、計量失格で王座を失い、試合では比嘉大吾(白井・具志堅S)に6度のダウンを奪われ、6回TKO負けと散々だった。「自分で過ちを犯したことを認めます。それは体重をつくれなかったこと。今後は115ポンドで再度ベルトを獲得したい」とエルナンデス。同席したマネジャーのイサック・ブストス氏(元WBCミニマム級王者)もサポートを継続することを約束した。

 比嘉戦の前、3月タイでナワポーン・ソールンビサイを3回でストップして戴冠したエルナンデス。それまで15連勝の快進撃を続けていたが、体重はS・フライ級がほとんどで、バンタム級超でリングに上がっていたこともあった。そのツケが比嘉戦で回ってきたと見る関係者もいる。

 一方、拳四朗(BMB)に0-2判定負けで王座を明け渡した前WBC世界L・フライ級王者ガニガン・ロペス(メキシコ=写真左)は今後もL・フライ級に留まり王座奪回を目指すと打ち明けている。

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