0120_excite_650x150

0120_excite_650x150

2017年6月8日木曜日

麻生興一10回TKO勝ち、今野裕介との壮絶打撃戦制す

 日本S・ライト級タイトルマッチが8日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のセミで行われ、王者の麻生興一(三迫)が挑戦者1位の今野裕介(角海老宝石)に10回2分18秒TKO勝ち、初防衛に成功した。

 2月に松山和樹(FLARE山上)との王座決定戦を制し、3度目の正直で王座に就いた麻生はガードを固めて圧力をかけるいつものスタイル。スタートからタイトル初挑戦の今野にボディブローを打ち込んだ。今野はジャブを突いて距離を取ろうとしたが、接近戦も織り込み済みといった印象で、これを受けた立つ。初回終盤に右ストレートを決めて連打を見舞った。

 2回から完全な接近戦となり、ともに左ボディ、右ストレートを打ち込んでいく展開。体格で勝る今野の左ボディがいい。4回、両者の間に隙間が生まれると、今野の左フックと右ストレートが炸裂。今野は激しくチャージし、麻生も下がらずに手を出して応戦するが、挑戦者の気迫が上回っている印象だ。5回終了時の採点は48-47×2で今野、48-47で麻生と割れた。

 後半に入ると今野が連打で王者に迫り、麻生を突き放しにかかった。しかし、キャリアに勝る麻生はチャンスをうかがっていた。8回、渾身の右を打ち込むと、今野がフラフラとなりダウン寸前に。麻生は追撃を浴びせるが、今野が驚異的なガッツを見せて反撃する。試合は壮絶な打撃戦となり、ホールが熱狂に包まれた。

 どちらもダメージと疲労があり、どちらが倒れてもおかしくない展開の中、クライマックスは10回に訪れた。麻生が右を決めると、ついに今野の動きが止まり、ロープを背負った今野を、麻生が乱打したところでストップとなった。9回までの採点は86-85、87-84で今野、86-85で麻生だった。

年間最高試合候補の激戦

 逆転勝ちの麻生は22勝15KO7敗1分。タイトルへの執念を見せ、ダメージを負っても攻め続けながら敗れた今野は11勝5KO4敗。早くも日本、OPBFタイトルマッチの年間最高試合候補だ。

◇バンタム級8回戦
鈴木悠介(三迫)[3-0(76-75、77-74、78-73)]中野敬太(KG大和)
 日本バンタム級6位の鈴木と元ランカーの中野が対戦。序盤は中野がジワジワとプレスをかけ、サウスポーの鈴木は手数で上回った。4回に打撃戦に突入すると、5回に鈴木が右フックで中野がダウン。しかし中野がここから反撃、再び近距離での攻防となった。終盤は中野がボディ攻めで追い上げたが、及ばなかった。鈴木は8勝5KO3敗。中野は14勝4KO11敗6分。

◇フェザー級6回戦
篠塚辰樹(ワタナベ)[3-0(58-55、59-55、59-54)]諏訪佑(TEAM10COUNT)