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山下賢哉がOPBF8位KO、日本女子MF級王者に矢吹純

2017年11月20日 20時56分

 日本S・フライ級8位で日本ユース同級王者の山下賢哉(白井・具志堅S)が20日、後楽園ホール「ザ・カンムリワシファイトvol.55&DANGAN201」のメインに登場。OPBFS・フライ級8位エラニーノ・セミジャーノ(比)に1回2分12秒KO勝ちした。

快勝の山下は来年タイトルを狙っていく

 山下とサウスポーのセミジャーノが打ち合うまでに時間はかからなかった。セミジャーノの右アッパーをコツンと食らった山下はこれを合図にグッと距離を近づける。

「パワーはこっちがあると感じた」

「トレーニングをしていたので、くっついてみてパワーはこっちがあると感じた。力ずくで倒せると思った」という山下は、しっかり腰を落として上下にパンチを見舞い続けると、最後はボディか、左フックか、ともかくセミジャーノがたまらないといった表情でダウン。10カウントとなった。

 ジム移籍後3連勝3KOの山下は12勝9KO3敗。4月に奥本貴之(グリーンツダ)と7回負傷引き分けだったセミジャーノは力を発揮できず15勝5KO8敗3分。

矢吹はリーチ差を存分に生かして初代王者に

女子高生ボクサーの小村は及ばず

◇日本女子ミニ・フライ級王座決定6回戦
矢吹純(協栄)[3-0(57-55×2、58-54)]小村楓香(グリーンツダ)
“あしたのジュン”で売り出すランク1位の矢吹と、20歳の現役女子高生ボクサー、2位の小村による無敗対決。163センチのサウスポー矢吹はジャブとカウンター、12センチ背の低い小村が出入りのスピードが武器。小村がインサイドに入って右を決める立ち上がりとなったが、ほどなくして矢吹が距離を取り、3回に左カウンターで小村からダウンを奪った。触ったようなパンチで小村にダメージはなかったが、矢吹がポイントでリードした。

 小村は4回に反撃。前に出て左ボディを決めると矢吹がキャンバスにヒザをつく。これはスリップに見えたが、ダウンの判定となった。その後はクリンチ、もみ合うシーンが多かったものの、矢吹は最後まで距離をキープし、小村に接近戦を許さなかった。数は少なかったものの終盤は左カウンターも決めた。矢吹は9勝4KO無敗。身長差に泣いた小村は5勝2KO1敗。

木村吉光がデビュー9連勝

◇58.0キロ8回戦
木村吉光(白井・具志堅S)[TKO1回2分10秒]エークギティ・モークルンテープトンブリー(タイ)
 日本フェザー級15位の木村は格下のエークギティに対し、左を合わせて最初のダウンを奪うと、続いて連打、最後は連打からの右でエークギティをキャンバスに送り試合を終えた。16年全日本新人王の木村はデビューから9連勝(4KO)。

◇フェザー級8回戦
掃部真志(ワールドS)[3-0(78-75、79-73、80-73)]上岡泰(元気)
 掃部が2回に右を好打して先制するが、サウスポーの上岡が左右の強打を振り回して3回は打撃戦に突入した。掃部はシャープなパンチで上下を攻め、中盤にボディを効かせる。上岡はワイルドなパンチで応戦し、時折左フックを決めたもののミスブローが多い。終盤は互いに疲労とダメージを感じさせたが、判定は意外な大差だった。掃部は7勝4KO2敗1分。上岡は10勝6KO5敗2分。

小林(右)は再三のランカー挑戦でついに白星

小林がOPBFランカーの市川に競り勝つ

◇ライト級8回戦
小林和優(RK蒲田)[2-1(78-75、77-76、76-77)]市川大樹(駿河男児)
 OPBFライト級13位の市川は7月、ロシアでWBOユース王座戦に初回TKO負けして以来のリング。距離を取りながらカウンターを狙う小林が2回、右ストレート、左フックをヒットして先制。パンチ力で上回る市川はガードの上から強打を叩き込む場面もあるが、サークリングする小林をつかまえられない。

 後半に入ると市川が力強い右で小林を下がらせるなど圧力を強めたが、小林も要所で有効打を決めて踏ん張った。6回には右フックで市川をダウン寸前に追い込む。市川は単発でいいパンチを決めるシーンはあったものの盛り返しきれないまま。有効打で終始上回った小林に軍配が上がった。5連敗から脱出の小林は9勝5KO7敗1分。初後楽園ホールで黒星の市川は9勝7KO4敗。

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