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岩佐のV2戦が全米に配信 完璧な勝利でアピール誓う

2018年8月15日 15時45分

 あす後楽園ホールでゴングとなるIBF世界S・バンタム級タイトルマッチの記者会見と計量が15日、東京・九段下のホテルグランドパレスで行われ、王者の岩佐亮佑(セレス)が55.2キロ、指名挑戦者のTJ・ドヘニー(アイルランド)がリミットの55.3キロで合格。試合の模様はESPN+で全米にライブ配信されることが明らかになった。

戦闘モードのドヘニー(左)、岩佐は落ち着いていた

 昨年9月、2度目の挑戦で世界タイトルを獲得したサウスポーが、次なる目標をアメリカ進出に定めた。きっかけは今年5月、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で観戦したワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)のWBA世界ライト級タイトルマッチだった。

「世界のトップの試合を肌で感じて、このリングに立ちたいという思いが明確になった。あの大観衆の中、両選手とも堂々たる戦いをしていた。あれがトップなんだと思った」。

 そのステップとして、ESPNのライブ配信は絶好のチャンスを言えるだろう。「向こうじゃ無名ですけど、日本にこんないい選手がいるんだ、という試合を見せたい」。アメリカの関係者、視聴者に見られているという思いが、モチベーションを高めている。

グローブチェックで笑顔を見せる岩佐と小林会長

 その岩佐に向かってくるドヘニーは、計量後に岩佐をにらみつけてくるなど気合十分。この日の会見&計量会場には、ドヘニーの応援団が20人以上駆け付け、何かにつけて「TJ!、TJ!」と騒ぎまくり、打倒岩佐に向けてドヘニーを後押しした。

 無敗の指名挑戦者にして、闘志みなぎるチャレンジャーを退けてこそ、防衛の価値は高まるというもの。岩佐は「1ポイントもとらせない。チャンスがあれば倒しきる」という“完璧な勝利”を宣言した。

 なお日本でのテレビ放映の予定は以下の通り(時間はいずれも当日)。ゲスト解説者は元WBCバンタム級王者の山中慎介さん。

日テレG+ 17時30分~生放送
BS日テレ 19時00分~生放送
日テレ   25時34分~録画放送

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