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2018年11月20日火曜日

宮尾綾香が池山直に判定勝ち
WBA女子アトム級暫定王座獲得

 WBA女子世界アトム級暫定王座決定戦が20日、後楽園ホール「Victoriva vol.3」で行われ、元WBA女子同級王者の宮尾綾香(ワタナベ)と前WBO女子同級王者の池山直(フュチュール)に3-0判定勝ち。3年ぶりに世界王者に返り咲いた。スコアは97-92×2、96-93。

 35歳の宮尾と49歳の池山によるベテラン元王者対決は16年12月以来の再戦。第1戦は宮尾のけがで試合が終わっており(池山のTKO勝ち)、両者ともに完全決着を目指した。

 試合はスタートから動いた。ゴングと同時に池山が猛然と前に出るが、宮尾はこれを冷静に対処。逆に右を打ち下ろすと、これがテンプルを直撃し、池山がダウンを喫する立ち上がりとなった。

 2回以降はプレスをかける池山と、機動力を駆使する宮尾という構図。宮尾は手数が少ないもののフットワークを使いながら右カウンター、近づくとクリンチもうまく使って、池山にストレスを与え続けた。

 池山は後半に入っても懸命に宮尾を追いかけたが、足を止めない宮尾を捕まえることができない。池山は9、10回と気迫の追い上げで勝利への執念を見せたが、宮尾は最後は打ち合って、池山の反撃を断ち切った。

 宮尾は19勝6KO3敗。49歳2カ月の池山は、自らの持つ最年長世界王座獲得記録、44歳8か月を更新することはできなかった。10勝2KO4敗2分(記録はともにJBC公認後)。

◇女子日本アトム級タイトルマッチ6回戦
鈴木菜々江(シュウ)[2-0(59-55×2、57-57)]青木沙耶香(EBISU K's BOX)

 鈴木がV2戦で16年9月にTKO負けしている2位の青木を挑戦者に迎えた。

 初回から接近戦で互いに手を出し合う展開。背の低い青木が潜り込んでボディの連打を放てば、鈴木も負けじと前に出て手を出し、競ったラウンドが続いた。

 終盤の5、6回は体格で勝り、スタミナもある鈴木が連打で押し込み、見せ場を作ってゴールテープを切った。鈴木は8勝1KO2敗1分。青木は4勝3KO4敗2分。

◇女子ミニマム級6回戦
モンブランみき(Reason押上)[3-0(59-55×2、58-55)]下岡由美子(厚木ワタナベ)

 互いに前に出るスタイルで、序盤から両者ともによく手を出したが、パンチの精度でモンブランが上回る。迎えた5回、モンブランの右がカウンターで決まり、下岡がダウン。下岡は最後まで前に出たが、及ばなかった。モンブランは4勝1KO1敗。下岡は4勝1KO7敗。

◇ミニマム級6回戦
千本瑞規(ワタナベ)[TKO3回51秒]カンニカー・バーンナラー(タイ)

 アマで45勝12敗の戦績を残した芦屋大出身の千本がB級デビュー。初回中盤から右ストレート、右ボディ、左ボディをバシバシと打ち込み、カンニカーを攻め立てた。カンニカーも粘ったが、最後は右ボディで沈んだ。

 試合中は常に冷静で、初のヘッドギアなしも、8オンス・グローブも「気にならなかった」と涼しい顔。強心臓でパンチもあり、今後に期待を持たるデビュー戦となった。

◇フライ級6回戦
佐山万里菜(ワタナベ)[KO4回1分31秒]イム・チャンミ(韓国)

 元なでしこリーガーの佐山は初回、右カウンターでダウンをゲット。その後は小柄ながらパンチのあるイムが前に出て、佐山が下がりながらカウンターを狙う展開。イムは3回に距離を詰めて右を打ち込み佐山をキャンバスへ送った(イムはダウン後の加撃で減点1)。

 試合は分からなくなったが、佐山が4回に再び右カウンターを決めると、イムがダウン。立ち上がったものの、主審が10カウントを数えた。佐山は4勝2KO1敗1分。カウントアウトに不満顔だったイムは3勝3敗6敗1分。