2018年12月30日日曜日

拳四朗が盤石のV5 4連続KOならずも大差判定勝ち

 大田区総合体育館で30日開催のトリプル世界タイトルマッチは、WBC世界L・フライ級タイトルマッチで幕を開け、チャンピオンの拳四朗(BMB)は挑戦者7位のサウル・フアレス(メキシコ)に3-0判定勝ちで、5度目の防衛に成功した。スコアは119-109×2、120-108。

左から寺地会長、拳四朗、加藤トレーナー

 拳四朗の機動力が序盤から機能した。足を使いながら距離をキープし、2回にはジャブに加え、カウンターの右、左フックも決め、早くも試合の主導権を握った。

 小柄なフアレスは頭の位置を懸命に動かし、前に出て手数を増やそうとするが、拳四朗にパンチは届かない。拳四朗はさらにペースを上げ、4回には左右のボディブローを決めてフアレスにダメージを与えた。4回終了時の採点は40-36×2、39-37で王者がリードした。

 拳四朗は5回にペースアップすると、6回に右アッパーを決めてスパート。ワンツーを軸に上下にパンチを散らしてフアレスを攻め立てる。8回にはフアレスをコーナーに追い込み、粘って抵抗するフアレスをあと一歩のところまで追いつめた。8回終了時の採点は79-73×2、80-72。

拳四朗(左)は終始試合をコントロールした

 

 客席から「KOじゃなきゃダメだ」の声も飛ぶ中、拳四朗は終盤も攻め続けた。しかしフアレスもよく上体を動かし、最後まで手を出して拳四朗にKOを許さなかった。

 拳四朗は15勝8KOで無敗をキープ。「反省点もあって素直に喜べないけど、来年につなげられた」とコメント。KOを逃して100%満足とはいかなかったようだ。

 フアレスは24勝13KO9敗2分。16年8月、WBCミニマム級王者ワンヘンミナヨーティン(タイ)戦に続く2度目の世界挑戦失敗となった。

■L・フライ級世界王者

WBAスーパー ヘッキー・ブドラー(南ア)
※12月31日に京口紘人(ワタナベ)とV1戦

WBA カルロス・カニサレス(ベネズエラ=V1)

WBC 拳四朗(BMB=V5)

IBF フェリックス・アルバラード(ニカラグア)

WBO アンヘル・アコスタ(プエルトリコ=V2)