2019年5月16日木曜日

長谷川穂積氏の予想 井上尚弥が「前半で決める」

 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝、WBA王者の井上尚弥(大橋)とIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)の一戦が直前に迫ってきた。フジテレビの解説者として現地に入っている元3階級制覇王者、長谷川穂積氏に試合を占ってもらうと─。

フジ現地解説の長谷川穂積氏

 長谷川氏の予想はズバリ「まあ前半でしょうね」というもの。もちろん勝者は井上だ。ロドリゲスと激しい技術戦という声もある中、井上が前半で試合を決める、というのが同氏のイメージだ。

「一発ええのが当たって、ロドリゲスがビビるか、これはいけると思うかでまったく変わるでしょうね。井上くんはめちゃくちゃパンチがあると思う。それはロドリゲスが経験したことがないと思う。ビビっちゃうとどうしようもないですから」

 長谷川氏は「分からないですけど」と前置きした上で、生で見たロドリゲスの印象を「アゴが弱そうだし、ボディも弱そう。気も弱いんじゃないかなあ」と語った。ゆえに「最初から(井上が)いけると思ってガンガンいったらすぐに終わる。慎重にいけば後半(に決まる)でしょうけど」という見立てになるのだ。

こちらは勝者に贈られるリング誌ベルト

 井上は2戦続けて初回KO勝ちをし、圧勝が続いていることがマイナスの効果を生むのではないか、という見方もある。こうした意見に対し、長谷川氏は次のように答えた。

「海外の試合だから安心感はないと思いますよ。いつもと違いますから。これが日本だと『また日本か、しんどいな』となるかもしれない。マンネリ化してしまうんです。今回は海外だからそれはないと思う。それで次に日本でやるときは『久々の日本だからまたやったろか』という気持ちになる。いいパターンだと思いますね」

 何かと不安要素のある海外防衛戦ということが、逆に井上の気持ちを引き締めるというわけだ。となると、井上に付け入るスキはまったくないのか。ロドリゲスに勝ち目は?

「ロドリゲスはええ雰囲気出してました。IBFチャンピオンですからプライドありますよ。ただ、リングに上がったときにどうなるか。もしビビらずに開き直れたらいい勝負になると思う。でもビビったら、僕らプロは顔見たら分かるんですよ。ビビりモード入ったなって。ロドリゲスはまずそうならないこと思います」

 はたしていかなる結末が待ち構えているのか。試合は日本時間19日にゴング。長谷川氏の解説は同日午後9時からフジテレビの放送で詳しく聞くことができる。なお、生中継はWOWOWが担当。こちらは午前4時30分放送開始だ。