日本ミドル級王者の国本陸、WBO-AP王座を獲得 古谷昭男は日本S・フライ級挑戦権獲得
2023年12月18日 0時00分
2023年12月17日 20時58分
17日、神戸ポートピアホテルで行われたトリプル戦でセミに登場した元WBOミニマム級王者の山中竜也(真正)はジェイソン・バイソン(比)に衝撃の2回1分14秒TKO負け。WBOアジアパシフィックL・フライ級王座を手放した。
引退から現役復帰し、世界2階級制覇を目指す山中が沈んだ。いつものようにフェイントを入れて相手のタイミングをずらしつつ左ジャブを2発3発と差す立ち上がりだったが、バイソンもこれに反応しパンチをさし返す。迎えた2回、山中の左ジャブの打ち終わりにバイソンが右アッパーを滑り込ませると、これを直撃された山中がダウン。
山中はふらつく足で立ち上がろうとするものの、ダメージ甚大とみたレフェリーが抱きかかえて試合終了を宣した。山中は5月に安藤教祐(KG大和)に大差勝ちして手にしたWBOアジアパシフィック王座の初防衛に失敗。これで19勝6KO4敗となった。一方のバイソンは11勝6KO1敗1分。唯一の黒星は今年2月に後楽園ホールでユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に10回判定負けしたもの。
同じリングのもう一つのタイトルマッチも王者が交代した。日本L・フライ級チャンピオンの大内淳雅(姫路木下)が1位挑戦者の川満俊輝(三迫)に2回1分00秒TKO負けを喫したもの。
開始ゴング前は互いに額をつけて闘志をぶつけ合った両者。初回、積極的な川満は下からの攻めが悪くないが、大内も右のショートカウンターをセットして譲らない攻防。
迎えた2回、川満が左をボディに伸ばしてから振り抜いた右フックがモロに大内のアゴをとらえた。たまらず大内ぐにゃりとダウン。立ち上がったのが不思議なほどのインパクトだったが、さすがに決めにきた川満の追撃には抗えず、主審にストップされた。
重岡銀次朗(ワタナベ)のWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座に挑んで2回TKO負けして以来のタイトル挑戦で結果を出した川満はリング上インタビューの間も涙が止まらず。支えてくれた周囲に感謝し、「このベルトは絶対に手放したくない」と語った。9勝5KO1敗。初防衛に失敗した大内は23勝9KO13敗3分となった。
◇S・フライ級8回戦
田井宜広(RST)[TKO2回1分28秒]スパーポン・ハンビチャチャイ(タイ)
◇S・フライ級8回戦
長嶺竜久(平仲BS)[判定3-0(77-74、78-73×2)]東泰誠(TOUGH BOY)
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