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田中恒成の対戦相手バカセグア ガンガン前に出て手数で勝負 田中のマタドール宣言一蹴

2024年2月15日 15時25分

 世界4階級制覇を狙う田中恒成(畑中)と空位のWBO・S・フライ級王座を争う同級2位クリスチャン・バカセグア(メキシコ)が15日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。両選手は24日、両国国技館「Prime Video Presents Live Boxing 7」で対戦する。

ミット打ちを披露するバカセグア

 貧しい家庭で育ち、8歳のときに「ひとかどの人間になりたい」とグローブを握ったバカセグアは初の世界戦の話が舞い込んだときの心境を、「ニュースが届いて感動した。夢がかなうと思った」と説明。目に涙を浮かべて「幸運を…」と口にした妻と3人の子どもの願いを背負って来日した。

 トレーナーのアルベルト・ベガ氏によると、バカセグアは「好戦的でガンガン前に出る。以前はディフェンスに難があったがそれも改善した。何よりハートが強い」と説明。プロアマを通じてダウンは一度もないという(TKO負けは一つあり)。攻撃面では手数が多く、左レバーブロー、左フックを得意としており、この日もミット打ちで気持ちよさそうに左フックを打ち込んだ。

 田中(19勝11KO1敗)が「マタドールのように戦う」と発言したことを知らされると、バカセグア(22勝9KO4敗2分)は「私は鋭い角をもつ闘牛だ。彼を救い上げる。宙を舞う闘牛士のように」と返答。ベガ氏は「一瞬も気を抜かず、ガードを下げず、コーナーに詰まったらすぐに抜け出すこと」と警戒ポイントを説明した。

左からベガ・トレーナー、バカセグア、プロモーターのパコ・ダミアン氏

 チームはリラックスした様子で、この日61歳の誕生日を迎えたベガ氏が、帝拳ジムのカルロス・リナレス・トレーナー(35歳)と同じ誕生日だと知ると、2人で握手を交わして大盛り上がりだった。

 シャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちを各1ラウンド披露し、これを視察した畑中清詞会長は「相当気合いが入って(本気で)獲りに来ているね。いい試合になるんじゃないですか」と余裕の表情でジムを後にした。

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