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岩佐亮佑がIBF暫定タイトル戦、勝てば正規に昇格も

2015年5月8日 19時18分

 前OPBFバンタム級王者でIBF同級3位の岩佐亮佑(セレス)のIBF世界バンタム級暫定王座決定戦出場が正式に決まり、8日、千葉県柏市のセレスジムで発表会見が開かれた。6月13日(日本時間14日)、英ブリストルに乗り込み、同級4位リー・ハスキンス(英)と対戦する。王者ランディ・カバジェロ(米)が足の負傷で長期離脱を余儀なくされ、IBFが両陣営に決定戦の指示を出していた。小林昭司会長によると「勝てば、このまま正規に移行する可能性も高いと聞いている」という。

岩佐亮佑がIBF暫定タイトル戦、勝てば正規王者昇格も(ボクシングニュース)
記者会見した岩佐(左)と小林会長

 世界初挑戦がアウェーに決まり、「最初は不安だったが、敵地で獲ることによって日本で獲るよりアピールになる。今はワクワクしている」と岩佐。ブリストルはハスキンスの生まれ故郷であり、正真正銘のアウェーにもなる。「相手のみの応援になると思うし、雰囲気にのまれずにいかに自分のリズムでできるか。イーブンは全部持っていかれる。アグレッシブに行って、後半に倒したい」と意気込んだ。

 ハスキンスは31歳のサウスポー。これまで欧州王座、英国王座などの地域タイトルを獲得しているがこちらも初挑戦になる。小林会長は「(ナジーム・)ハメドとまではいかないまでも意識しているのかなとは思う。頭から突っ込んでくるようなパンチが怖いが、逆にカウンターを狙うチャンス。戦うイメージは出来上がっている」と、すでに研究は十分に進めている様子。「持っているものは岩佐が上。ただ世界戦はそう簡単にはいかない。岩佐が言うように大きな舞台にのまれず、自分が持っている120%の力を出してほしい。そのためには死にもの狂いで練習するしかない」と愛弟子にエールを送った。

 4月21日~25日まで千葉で合宿を敢行。ゴルフ場と砂浜で1日2回、存分に走り込んできた。10日からはフィリピンから2名のスパーリングパートナーを招へいし、戦略をすり込んでいく。「大きなジムじゃないし、大手じゃないけど、僕が世界チャンピオンになることでセレスジムの力を証明したい。中学から会長に教わってきて、その指導を聞いていれば間違いないと」と、“証明”をテーマに掲げる岩佐は中学の卒業文集に“25歳で世界チャンピオンになる”と書いたエピソードを披露。「自分は世界チャンピオンになるものだとボクシングを始めた頃から思っていた」という25歳の岩佐は選ばれた男だということをボクシングの母国で証明する決意だ。

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