久田哲也が本領発揮、3連続KO勝ち飾る
2015年11月14日 0時06分
2015年11月13日 21時58分
IBF女子世界L・フライ級タイトルマッチが13日、後楽園ホールで行われ、王者の柴田直子(ワールドスポーツ)は同級6位マリア・サリナス(メキシコ)の強打に苦しめられ、採点は三者三様のドローながら4度目の防衛に成功した。
小柄なサウスポー、サリナスは前に出て左右のフックを振り回すボクシング。柴田はジャブや右でメキシカンを止めることができず、かといってフットワークでさばくわけでもなく、ガードを固めながらパンチを浴びるという中途半端な立ち上がり。サリナスは気持ちよく攻撃を仕掛けることができた。
サリナスのアタックに苦しんでいた柴田は足を使いながらサリナスの左を外して右ストレートを決めたり、接近戦で細かいパンチをまとめたりして、状況の打開を図る。後半はストレート系パンチで盛り返すが、サリナスも失速せずに左右フックを打ち込む。柴田は最後まではっきりとペースを引き寄せることはできなかった。リングサイドでも見方が割れた。
「ドローになってしまったが、防衛できたことは収穫だと思う。次の指名試合は日本人だと思うが、防衛を続けていきたい」とリング上で語った柴田は14勝4KO3敗1分。サリナスは2012年にWBA女子ミニマム級王者だった多田悦子に敗れて以来の世界挑戦に失敗し「第3ラウンド以外はすべて私が取っていた」と涙。陣営はIBFに抗議するという。戦績は11勝4KO4敗3分。
◇フライ級8回戦
大保龍斗(横浜さくら)[3-0(77-75、78-74、80-73)]山田健太(セレス)
2013年全日本フライ級新人王の大保に対し、山田は積極的にプレスをかけた。大保はやや受けに回ったものの、シャープなボディブローを再三決めて試合を落ち着かせる。山田は最後まで前に出たが、中盤以降は顔面にもパンチを決めた大保が優勢だった。大保は8勝2KO2敗1分。山田は8勝1KO5敗1分。
◇S・ウェルター級8回戦
井上岳志(ワールドS)[3-0(79-71、80-71、80-70)]美柑英男(渥美)
元国体王者でデビューから5戦無敗の井上はボディブローが有効。ここから次の攻撃につなげたいところだったが、攻めると距離が詰まりすぎてしまい効果的なパンチが打てない。ようやく5回に右でダウンを奪うが、美柑もガッツのあるところを見せて対抗した。井上は最終回にも右でダウンを追加したが、詰めが甘く判定決着となった。井上は5勝2KO1分。美柑は7勝2KO10敗1分。
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