WBC世界ミドル級5位など世界4団体でランク入りしている村田諒太（帝拳）が7日、成田空港からトレーニングキャンプを行うアメリカに出発した。

　村田によると、今回はロサンゼルスやその近郊のビッグベアでトレーニングを積む予定。4月23日に防衛戦が決まっているWBA&IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）と練習をする可能性もあるが、アメリカでのスケジュールは細かく決まっていないという。村田は「今回は次の試合に向けてスイッチを入れるキャンプになると思う。いろいろなところに行くのもいいし、いろいろなタイプとスパーリングできればと思っている」とキャンプの目的を語った。期間は2、3週間を予定している。

　中国の上海で今年1月に行ったプロ9戦目は、ガストン・アレハンドロ・ベガ（亜）を圧倒して2回KO勝ち。陣営は年内に世界挑戦するプランを明らかにしている。周囲の期待が高まる中、村田は「（年内の世界挑戦は）内容次第だと思うが、まずは次の試合（日時場所未定）だと思う。前の試合がいい形だったので、次もいい形にしないと意味がない」と冷静に足元を見つめた。