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五十嵐俊幸が大差判定勝ち、フライ級で再び世界へ

2016年5月7日 20時39分

  第549回ダイナミックグローブが7日、後楽園ホールで行われ、セミに登場の元WBC世界フライ級王者で現WBC同級7位、WBO6位の五十嵐俊幸(帝拳)は、113ポンド契約10回戦でフィリピンL・フライ級7位のジョエル・タドゥランに3-0判定勝ちした。

左ストレートが冴えた五十嵐(右)

 フライ級王座陥落後、S・フライ級で2階級制覇を目指した五十嵐が、再びフライ級で戦うことを決意しての一戦。スピードと体格で上回る五十嵐はスタートから断続的に左ストレートをヒットさせてポイントを押さえた。守っては手数の多いタドゥランの攻撃をおおむねさばいたが、3回に右を浴びて連打を食らうなど、攻め込まれるシーンもあった。

 後半に入り、タドゥランが疲れを見せ、五十嵐が7回にカウンターで右フックを決めてタドゥランをグラつかせたところが一番の見せ場。五十嵐は左を当ててからの攻撃が不発で、KO勝ちはならなかった。スコアは99-92、99-91、100-90。戦績を22勝11KO2敗2分とした元王者は「最後まで冷静に足とスピードを落とさず戦うことができた」と一定の自己評価。タドゥランは7勝1KO3敗1分。Photo/SUMIO YAMADA

 前座では帝拳ジムの2015年全日本新人王トリオ、S・フライ級の梶楓、フェザー級の萱沼徹平(帝拳)、ウェルター級の永野祐樹が勝利した。梶はデビューから5連勝(4KO)、萱沼は7勝5KO1分、永野は8勝6KO2敗。大相撲の旭鷲山の甥で昨年B級デビューした波田大和もデビュー2連勝を飾った。

 また、ホール入り口では、WBC世界バンタム級王者の山中慎介、前WBC世界L・フライ級王者の木村悠、元世界2階級制覇王者の粟生隆寛が熊本地震の募金活動を行った。

募金活動をする左から木村、山中、粟生

フェザー級6回戦 萱沼徹平(帝拳)[TKO1回43秒]本吉豊(reason)
S・フライ級6回戦 梶楓(帝拳)[TKO5回1分48秒]梁裕(尼崎亀谷)
131P6回戦 波田大和(帝拳)[TKO2回1分26秒]ナックロップ・シーパラチャイ(タイ)
146P6回戦 永野祐樹(帝拳)[TKO1回2分2秒]パデッチスック・シーパラチャイ(タイ)
150P6回戦 玉山将也(帝拳)[TKO4回1分25秒]田岡大(タキザワ)

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