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内藤律樹が原点回帰、江藤光喜はリニューアル

2016年5月11日 16時17分

  前日本S・フェザー級王者の内藤律樹(E&Jカシアス)とWBC・S・フライ級9位の江藤光喜(白井・具志堅S)が12日、後楽園ホールの「DANGAN160」でそろって再起戦を行う。11日に前日計量が行われ、内藤がライト級リミットの61.2キロ、江藤は52.5キロで契約体重の116ポンド(52.6キロ)をクリアした。

ライトとS・フェザーの2階級でチャンスを狙う内藤(左)

 内藤は昨年12月、日本S・フェザー級王座の4度目の防衛戦で尾川堅一(帝拳)と対戦し、初回にダウンを奪われての5回負傷判定負け。デビュー14戦目でプロ初黒星を喫するとともにベルトを失った。尾川戦を含め「最近は人気が出るようなスタイルにしようと意識し過ぎていた」というのが反省点で、練習を再開してからは「自分本来のボクシングを考えて過ごしてきた」。スピードを生かし、パンチをもらわない本来のスタイルに原点回帰することを今回は意識した。

 対戦相手のチャイヨン・シットサイトーン(タイ)はOPBFライト級3位につけるが、内藤が本来の力を発揮すれば負ける相手ではない。「自分の武器、自分の長所を出して圧勝したい」と内藤。試合はライト級で行われ、今後はライト級、S・フェザー級の2階級でチャンスを伺うつもりだ。

江藤(右)と200グラム・オーバーのエスコビア

 セミでマイケル・エスコビア(比)と対戦する江藤は昨年11月、WBC世界S・フライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に判定負けして以来のリングとなる。2014年のOPBFフライ級王座決定戦、アーデン・ディアレ(比)との激闘に勝利後、病院に向かう車の中で「次、負けたらやめよう」と決意して試合を続けてきたが、クアドラス戦後「絶対に世界チャンピオンになる」という気持ちがこれまでの決意を上回ったという。

「今までは1発強いパンチを当てようとしすぎていた。これからは、コンビネーションを使って、流れの中で気が付けば倒れていた、というボクシングをしたい」と江藤。そのためにポイントとなるのはジャブで「明日は僕のジャブに注目してください!」とアピールした。なお、エスコビアは前日計量で契約体重を200グラム・オーバーしたが、江藤陣営の了承を得て、試合は予定通り行われる。

 アンダーカードには日本とOPBFランカーが多数登場する。元日本S・バンタム級王者で現12位の芹江匡晋(伴流)は相馬圭吾とS・バンタム級8回戦、日本ウェルター級3位の尹文鉉(ドリーム)はサーリカー・オークンシー(タイ)とウェルター級8回戦。ほかに阿知和賢(ワタナベ=日本S・フライ級11位)vs藤本直人(新日本木村)のバンタム級8回戦、木村翔(青木=日本L・フライ級13位)vs内野々大叶(ウエスタン延岡)の49.5キロ8回戦も組まれている。

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