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村田諒太「力まない、緩めない」 エンダム対策着々

2017年9月25日 17時23分

 10月22日、両国国技館でWBA世界ミドル級王者アッサン・エンダム(仏)に挑戦する同級1位の村田諒太(帝拳)が25日、都内のジムで9ラウンドのスパーリング。マーカス・ウィリス(米)、パトリック・デイ(米)、アドリアン・ルナ(メキシコ)の3人と3ラウンドずつ手を合わせた。

パートナーに力強い右を打ち込む村田

 5月に議論を呼ぶ判定で敗れたエンダムとの再戦に向け、帝拳が村田のために用意したパートナーは3人。好戦的なウィリス、足を使うデイ、体格がよくタフなルナと3人それぞれタイプが違うのが特徴だ。エンダムがどう出てきてもいいように、3人(または2人)の順番を入れ替え、実戦練習に励んでいる。

 この日は2度目のスパーとなる「感覚が新鮮な」マーカスと最初に拳を交え、得意の右ストレートをヒット。フットワークが巧みなデイもつかまえて、右ストレートから左ボディブローを返して、デイの動きを止めた。

タイプの異なる3人のパートナーとスパー

 タイプを使い分けるほかに、この日のテーマは「緩めないこと」。「力みすぎない」ことを考え、力を抜こうとすると体が緩んでしまい、上体だけが前に出てしまったり、身体が開いてしまったり、というマイナス面が出るという。

 スパーを終えた「力むのはよくないけど、緩むのもよくない。今日は体重が乗ったパンチが打てたし、いい力感でできた」。疲れの貯まるこの時期としては上々のスパーだっただけに、練習を終えた村田の表情は明るかった。

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