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帝里木下がTKOで再起戦飾る、初回ダウンでヒヤリ

2017年12月17日 0時43分

 千里馬神戸ジム主催の「第54回ペガサススーパーファイト」は16日、神戸市の神戸芸術センタ-で開かれ、メインのバンタム級8回戦は、元日本S・フライ級王者、帝里木下(千里馬神戸)がタイ・バンタム級6位選手に3回TKO勝ち。7月にIBF世界同級級王者、ジェルウィン・アンカハス(比)に7回TKO負けして以来の再起戦を飾った。

「心を引き締めて一からやり直す」と帝里

 対戦相手のクアンペットはスイッチを繰り返す変則タイプ。1回、ボディにパンチを集めて優位に立とうとした帝里だが、左から右にスイッチした相手の右ストレートを顔面に受けて、まさかのダウン。これで帝里の闘志に火がついた。

 2回は接近戦で右アッパーでダウンを奪い返し、終盤にもボディブローでダウンさせた。しぶとく立ち上がった相手を3回はサンドバッグ状態に。2度リングに転がした後、連打でロープを背負わせたところでストップが宣告された。

「久しぶりの日本のリングでつい力んでしまった。7月は期待に応えられずすみません。再起が飾れたし、心を引き締めて一からやり直します」と帝里はファンにアピールした。

 セミでは日本ミニマム級2位の平井亮輝(千里馬神戸)がタイ国選手に判定勝ち。日本S・ライト級12位、ジラフ麒麟神田(千里馬神戸)は長いリーチを生かしてサウスポーの同級11位、藤田光良(鹿児島)の接近を許さず、判定勝ちした。

◇バンタム級8回戦
帝里木下(千里馬神戸)[TKO3回1分30秒]クアンペット・ゲーオクワンリゾートボクシングキャンプ(タイ)

◇48.5キロ8回戦
平井亮輝(千里馬神戸)[3-0(78-74×2、80-72)]ラードチャイ・チャイヤウェード(タイ)

神田(左)はランカー対決を制した

◇65キロ8回戦
ジラフ麒麟神田(千里馬神戸)[3-0(79-75、79-74、79-73)]藤田光良(鹿児島)

◇56.3キロ6回戦
濱口稜生(エディタウンゼント)[2-1(59-56、56-58、58-57)]高原裕之(千里馬神戸)

◇48.5キロ6回戦
長谷部守里(三迫)[2-1(59-56、56-58、58-57)]鷲尾樹貴也(千里馬神戸)

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