5.4世界挑戦の船井龍一 アンカハス撃破へ好調維持
2019年4月30日 17時19分
2019年4月30日 16時17分
今年のチャンピオンカーニバル屈指の好カード、日本フェザー級タイトルマッチの計量が30日、日本ボクシングコミッションで行われ、チャンピオンの源大輝(ワタナベ)がリミットの57.1キロ、同級1位の阿部麗也(KG大和)が57.0キロで合格した。
強打が自慢の源(16勝13KO5敗)と、スピードスターのサウスポー阿部(19勝9KO2敗)。試合前に舌戦を繰り広げたこともあり、源が一度は計量後の写真撮影を拒否するなど緊張に包まれたが、最終的には2人そろって写真に納まった。
これが2度目の防衛戦となるWBC14位の源は「久々で減量がきつかった」というから少しピリピリしたのも無理もない。昨年11月、合宿中の階段走りで左足首を骨折し、1月にセットされていた阿部との防衛戦は5月に延期。苦しんできただけに、今回の試合にかける思いは強い。
取材陣に囲まれると「相手は評価が高いけど、それをひっくり返すのがボクサー」と決意表明。かつてのちに世界王者となる伊藤雅雪、小國以載に敗れた経験を持ち出し「あのときとは数段違う。いまは自信しかない」と阿部撃退を宣言した。
一方、挑戦者ながらWBAC9位、IBF4位と世界ランキングで上回る阿部は対照的にリラックスムード。源の様子に「スイッチ入るタイプなんですね。ああ、そういう感じなんだ、と思いました」と計量の感想を口にした。
これまでに前出のWBO世界S・フェザー級王者、伊藤らとスパーリングを重ね、自信をつけてきたという阿部は「スピード重視で普通にやれば、普通に勝つ」とサラリと言ってのけた。
セミのフェザー級8回戦は、日本フェザー級8位の位の丸田陽七太(森岡)と2010年全日本新人王のコーチ義人(Reason大貴)が激突。前座で日本L・フライ級2位・大保龍斗(横浜さくら)vs矢吹正道(緑)、日本S・フライ級9位・小山内幹(ワタナベ)vs日本バンタム級10位・藤本直人(新日本木村)の各8回戦が組まれている。
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