前WBO・S・フェザー級王者 伊藤雅雪インタビュー
近年の“プロ叩き上げ成功例”に聞く
2020年4月17日 13時50分
2020年4月17日 11時47分
WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)への雪辱を目指す前王者デオンテイ・ワイルダー(米)が、2月のフューリー戦後に左上腕二頭筋の手術をしたとPBCポドキャストで明かした。
34歳のワイルダーは「(左腕は)順調に回復している。今は治療中だが、腕が癒されて、再びトレーニングできる日を楽しみにしている」とコメント。年内の実現が期待されているフューリーとの第3戦に向けて決意を新たにした。
ワイルダーはリハビリを進めながら7回TKO負けに終わった2月22日の試合をじっくりと分析。技術的な修正作業は練習を再開してからになるが、既にチームのメンバーの一部入れ替えなど、新体制づくりに着手している。
ヘビー級レジェンドの一人、ジョージ・フォアマンに接触してアドバイスをもらったというのも、「何かを変えたい」という気持ちの表れだろう。ワイルダーは「彼は自らが経験したいいことも、悪いことも教えてくれた。私のどこを強化したらいいかも示してくれた。彼は私のために2、3の宝を落としてくれた。話を聞いてよかった」とレジェンドに感謝した。
不甲斐ない負け方だった2月のフューリー戦は、本人が言うように「あの夜はデオンテイ・ワイルダーではなかった」かもしれないが、いまは心も体も万全な状態に向かっているとのこと。本当にそうであれば第3戦には大いに期待できそうだ。コロナ禍の影響でスケジュールの見通しは立たないが、年内開催が見込まれている。Photo/SUMIO YAMADA
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