2020年8月13日木曜日

佐川遼が6回KO勝ち 日本フェザー級王座V2 
WBC8位「いつ世界がきてもいいように準備する」

 日本フェザー級タイトルマッチが13日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のメインで行われ、王者の佐川遼(三迫)が挑戦者9位の竹本雄利(クラトキ)に6回3分9秒KO勝ち。2度目の防衛に成功した。

佐川は6回に竹本を沈めた

 世界ランキングでWBC8位、IBF13位にランクされる佐川が2019年全日本新人王の竹本を挑戦者に迎えた。スタートはサウスポーの竹本は距離を取ってカウンターを狙い、佐川はジワジワとプレスをかけて右を狙った。

 タイトル初挑戦の竹本は2回以降、持ち味である思い切りの良さを発揮し、臆せず左を打ち込んでいった。佐川も打ち終わりに強烈な右をたたき込み、試合はスリリングな内容となっていく。5回終了時の採点は、48-47×2、49-46で王者がリードした。

 竹本は6回、攻めに出て左ストレートを決めたが、これを冷静に対処した佐川がたて続けに右を返すと、奮闘していたチャレンジャーがグラリ。竹本は思い切りパンチを繰り出して意地を見せたが、最後は佐川が右アッパーをボディに突き上げ、これを数発食らった竹本がダウン。なんとか立ち上がったものの10カウントとなった。

世界をしっかり意識している佐川

 佐川は10勝5KO1敗。竹本は負けても評価の落ちない内容。8勝4KO2敗1分。これで三迫ジムに所属するチャンピオンは8人のまま。佐川は公約通り、自身が営業マンを務める洋菓子ブランド「コロンバン」をリング上からアピール。この日は社長と専務、部長が応援に駆けつける中、通販の詰め合わせセットをすすめた。

佐川の話「竹本選手がランキング9位ですけど、映像を見る限り実力のある選手だと分かっていた。3、4ラウンド目くらいに動きが見えるようになってきた。無理に攻めず、打ち終わりを狙うようにした。ランキング的にもWBC8位をもっているのでいつチャンスがきてもおかしくない。いつゴーサインが出てもいいように練習をしていきます」

小原(右)と兒玉は〝ガチスパー〟でファンをうならせた

 S・ライト級4回戦に出場予定で対戦相手の棄権によりデビュー戦が中止になった兒玉麗司(三迫=東洋大中退)は日本ウェルター級王者の小原佳太(三迫)と3分2ラウンドのスパーリングを行った。

長谷川(左)は上位ランカーの三瓶を撃破

◇S・フェザー級8回戦
長谷川慎之介(ワールドS)[負傷判定6回1分5秒3-0(58-56×2、59-56)]三瓶数馬(新宿協栄)
 日本S・フェザー級5位の三瓶と日本同級16位の長谷川のサウスポー対決は初回からヒートアップ。互いによく手を出し合い、パンチ力で上回る長谷川の右フックが決まり、三瓶がピンチを迎える立ち上がりとなった。

 三瓶は2回からジャブ、ボディブローをヒットするものの、長谷川の右フックをもらってしまう。長谷川は4、5回、畳みかけて三瓶にダメージを与えた。三瓶は5回に偶然のバッティングで眉間をカットし、これが原因で6回に試合は終了した。長谷川は11連勝で12勝8KO2敗1分。三瓶は19勝8KO6敗。

◇S・バンタム級6回戦
竹原毅(新宿協栄)[3-0(59-55×2、60-54)]ビバリー塚田(ワタナベ)
 サウスポー対決。序盤から近距離での打ち合いとなり、序盤は塚田が健闘したものの、竹原がボディ打ち、右フックを軸にパンチの精度


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