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高校国語教師の浅井大貴は31歳でプロに
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2020年10月11日 日曜日

近大ボクシング部師弟コンビがB級テスト合格 
高校国語教師の浅井大貴は31歳でプロに

 日本プロボクシングコミッション関西地区のプロテストが11日、大阪市東成区のグリーンツダジムで行われ、B級2人、C級19人が受験した。B級はテスト後に発表があり、元日本社会人選手権ライト級王者で近大ボクシング部監督を務めた浅井大貴(31=オール)、近大ボクシング主将の4年、川崎智輝(21=SUN-RISE)の近大師弟コンビが合格した。C級の合否は12日に発表される。

プロ入りが決まった浅井(右)と川崎。近大の師弟だ

 浅井は前日本ユース・フェザー級王者、殿本恭平(オール)と3ラウンドスパーリング。70キロと体重が重い殿本のパワーに押されそうになったが、フットワークでパンチをかわし、左ジャブを出して、距離をキープ。右ストレートボディをヒットするなど、実戦から5年遠ざかっているとは思えない動きをみせた。

 川崎は元日本L・フライ級8位の大内淳雅(姫路木下)とのスパーリング。ジャブを多用して、大内の連打を許さず、キレのある動きだった。

「めちゃめちゃ緊張した」と浅井(右)

「めちゃくちゃ緊張しました」と浅井は14、15年の社会人選手権ライト級を連覇、アマ通算61勝33RSC・KO16敗のキャリアがあるにかかわらず、プロテストは大きな関門だったようだ。

 08年、大阪・浪速高から近大に進み、ボクシング部で活躍しかけた2年時に部員の不祥事で廃部となった。アマジムで練習を続けて部の復活への活動を続け、12年に部復活が認められた時、赤井英和総監督の下で監督となり、15年に1部リーグ復帰を導いた。

 16年に監督を退き、母校の浪速高ボクシング部の顧問として指導。18年からは大阪商大堺高の国語教師を務めるとともに休日は近大のコーチを続けている。

 アマの指導者を続けていた時から「ボクシングを始めた時から世界チャンピオンになるのが夢だったので、ずっとこれでいいのかと自問自答していました」とリングに戻りたい気持ちを抱えていた。18年からはオールジムで選手の指導をするうちに、プロへの思いが強くなり、銀行員の妻志穂さん(30)の後押しもあり、テストを受けた。

「先輩からも、僕が輝いているのは挑戦している時だと言われた。プロはグローブも小さいし厳しい世界だと思うが、悩まずに前向きに一戦必勝でがんばるだけです」と浅井は話す。オールジムの田中雅晴会長によると、年内にデビュー戦をさせたいという。

「タイトルを目指す」と川崎(左)

「まさか浅井コーチと同じ日にプロテストを受けるなんて」と教え子の川崎は浅井と並んで合格に満面の笑顔。小学生から真正ジムでボクシングを始め、トレーナーだった江藤日出典・SUN-RISEジム会長の指導を受けた。

 相生学院高から近大に進み、1年生からL・フライ級で活躍。昨年の関西リーグでは階級賞を獲得、35勝8KO・RSC12敗の戦績。「江藤会長の下で鍛えて、タイトルを目指します」と抱負を語った。

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