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ボクシング関係者ら“再収監を許さない1日行動”

元プロボクサーの袴田巌さん 死刑確定から40年 
ボクシング関係者ら“再収監を許さない1日行動”

2020年12月11日 17時47分

 元プロボクサーの死刑囚、袴田巌さん(84)を支援する日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会ら支援団体は11日、袴田さんの再収監を許さない1日行動を実施。銀座での街頭宣伝、法務省と最高裁判所への要請活動、議員開会での集会を開き、袴田さんの無罪を精力的に訴えた。

街頭でマイクを握る新田会長

 この日の行動は、あす12日が袴田さんの死刑が確定して40年という節目であることから各支援団体が企画した。有楽町マリオン前の街宣活動を昼にスタートし、鈴木宗男参院議員、袴田巌支援委員会の新田渉世事務局長らが道行く人に袴田さんの無罪を訴えた。

 このあと同委員会の真部豊会長らは法務省に出向き、中央更生保護審審査会あてに恩赦を求める要請書を提出。今岡武雄会長らは最高裁に再審開始決定を直ちに求める要請書を提出した。

法務省で要請書を提出する真部会長

 集会にはボクシング関係者のほか、鈴木貴子衆院議員、福島みずほ衆院議員、映画監督の周防正行氏らが袴田さんの無罪を訴えるスピーチを行った。

 袴田さんは1966年に起きた強盗殺人放火事件で逮捕され、80年に最高裁で死刑判決が確定した。その後も無罪を訴え続け、裁判のやり直し(再審)を求めていた2014年、静岡地裁が再審開始決定を下して袴田さんは48年ぶりに釈放された。

 ところがこの決定を高裁が棄却し、現在は最高裁で審理が行われている。最高裁の決定次第で袴田さんは再び収監される恐れがあり、関係者は危機感を募らせている。

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