カネロ王朝に死角はないか? 今週末スミス戦展望
2020年12月17日 13時12分
2020年12月17日 12時55分
18日(日本時間19日)米フロリダ州ハリウッドのハードロック・ホテル&カジノで開催されるIBF世界ミドル級タイトルマッチの会見が16日行われ、王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と指名挑戦者カミル・シェルメタ(ポーランド)が抱負を語った。
この一戦もコロナパンデミックの影響で当初の予定より大幅な延期を強いられた。会見も関係者のみの出席でプロモーター、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン氏が司会を務めた。
前回セルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ)とのIBF王座決定戦から14ヵ月ぶりのリングとなるゴロフキンは「これは新たな大きなステップとなる試合。エキサイトしている」とあいさつした。
デレフヤンチェンコ戦は判定勝ちを収めたが苦戦を強いられた。それに対して「今回はよりシリアスに取り組んでいる。金曜日(18日)はベストなゴロフキンを披露します。間違いなくビッグドラマショーを約束します」と得意のフレーズで締めくくった。
元ヘビー級ランカーで、ウラジミール・クリチコのセコンドについていたジョナサン・バンクス・トレーナーと組んで3戦目。今回は山地でキャンプを行い、試合地フロリダで最終調整を敢行。コンディションの良さを強調した。
対するシェルメタは指名挑戦者ながら世界的に無名。「予想不利は気にしていない。ベストなゴロフキンを想定して戦う」と発言。「勝てばポーランドのボクシング界だけでなく全国的な快挙になるだろう。私はそれを証明する」と強気なコメントを発した。
オッズは25-1と大きくゴロフキン有利。翌日19日、宿敵カネロ・アルバレス(メキシコ)がカラム・スミス(英)とサンアントニオで対決。第3戦に向けて弾みをつけたいところだ。Photo by Melina Pizano
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