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比嘉大吾を破った西の新星、西田凌佑に報奨金100万円 カシメロ挑戦に意欲

2021年4月26日 20時50分

 沖縄で比嘉大吾(25=Ambition)を破ってWBOアジアパシフィック・バンタム級王座に就いた西田凌佑(24=六島)が26日、大阪市住吉区の六島ジムで武市晃輔チーフトレーナとともに勝利のリモート会見、今後の抱負を語った。2人にはジムからタイトル獲得報奨金として帯封の100万円が贈られた。

報奨金ゲットの西田(右)と武市トレーナー

 強打の比嘉を空回りさせ大差の判定勝ちを飾った西田は近畿大学ボクシング部出身でこの試合がプロ4戦目。昨年12月の3戦目は世界挑戦経験もある元日本バンタム級王者、大森将平(ウォズ)を判定で下し、2戦続けてのアップセットを書き起こした関西の新星だ。

「比嘉選手は圧力が強かった。でも自分がひとつ上のS・バンタムで戦っていたので、比嘉選手のパンチ力は余り感じなかった。疲れもなかったので途中から前に出た」と冷静に試合を振り返った。

 武市チーフは「西田は感情の起伏を表に出さない常に平常心を保っている男。比嘉選手の地元で戦うのですごく緊張しているのだろうと思っていたら、先にプロ入りした大学同級生の峯佑輔選手の試合前、安眠マスクをつけて本当に寝ていました。もっと緊張してくれよと思いました」と見かけ以上のずぶとさにあきれたそうだ。

 元世界王者を破ったことで世界ランキング入りはほぼ確実。「自分としては決められた試合を1戦ずつ勝っていくだけ」と控え目な発言だったが、WBOバンタム級世界王者、ジョンリール・カシメロ(31=フィリピン)に挑戦してみたいかと水を向けられると「強い相手ですが、やってみたい気はあります」とはっきり答えた。

 ジムでは12月に大阪で自主興行を考えているが、「ランキングが発表されれば、王者にオファーをかけてどこででも出かけて戦う」と西田の海外挑戦も視野に入れている。写真=六島ジム提供

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