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WBAが悪評の暫定王座廃止へ チャンピオン減少を促進

2021年8月26日 14時53分

 チャンピオン乱立の改革に踏み切ったWBAが25日、すべての暫定王者のタイトルはく奪を決定した。それにより今後、基本的に暫定王者は廃止される見通し。同時に“前暫定王者”はスーパーあるいはレギュラー王者に優先的に挑戦する権利を獲得した。WBAが公式ホームページで伝えた。

 今回、暫定王座を失ったのはダニエル・デュボア(英=ヘビー級)、ロビン・クラスニキ(ドイツ=L・ヘビー級)、クリス・ユーバンクJr(英=ミドル級)、アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国=S・ライト級)、ローランド・ロメロ(米=ライト級)、クリス・コルバート(米=S・フェザー級)、ライース・アリーム(米=S・バンタム級)、ルイス・コンセプシオン(パナマ=フライ級)、ダニエル・マテヨン(キューバ=L・級)、エリック・ロサ(ミニマム級=ドミニカ共和国)の10人。

 一方でWBAはS・フェザー級レギュラー王者ロジャー・グティエレス(ベネズエラ)vs.コルバート、フライ級レギュラー王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)vs.コンセプシオンをオーダーした。

 この要求に続き、ヘビー級レギュラー王者トレバー・ブライアン(米)vs.デュボア、L・ヘビー級スーパー王者ディミトリ・ビボル(ロシア)vs.クラスニキ、S・バンタム級スーパー王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)vs.アリームなどをそれぞれの陣営に通達するもようだ。締結すればようやく1階級1チャンピオンが実現に向かう。

 また同じくファンの混乱を招いている“ゴールド王者”に関しても廃止に踏み切る予定だといわれる。現在のゴールド王者は今後ランキングで上記の前暫定王者たちの次に(すぐ下に)ランキングされる見込みだという。

 WBAの動きは今月初め米ミネソタ州で行われたウェルター級暫定王座決定戦のスコアカードに批判が集まったことが発端になった。勝利を得たガブリエル・マエストレ(ベネズエラ)はその後、王者と認定されていない。

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