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WBC王者ドネア「井上戦で私は生き返った」 6.7井上尚弥へのリベンジに自信

2022年3月30日 17時14分

 WBCバンタム級王者のノニト・ドネア(フィリピン)は井上尚弥(大橋)が30日に出席した記者会見にビデオメッセージで登場した。WBAスーパー&IBF王者、井上とドネアの3団体統一戦は6月7日、WBAさいたまスーパーアリーナで行われる。

ビデオで登場したドネア

 ドネアのビデオメッセージはインタビュー形式。再戦が決まった感想を問われ、「お互い強くなっているから興奮度は増している。もう一度やりたいと思っていたから本当に楽しみ」と切り出すと、持ち前のサービス精神を発揮して大いに語った。

 5階級制覇を達成し“フィリピーノ・フラッシュ”として一世を風靡したドネアは井上戦の少し前は下降線を描いていた。しかし井上との試合で再び強さを取り戻した。現在39歳のドネアはそう感じている。

「(前回の試合は)ファンなら必見の一戦だったと思う。私にとって大きな学びになった試合だった。あの試合が私を生き返らせてくれた。あの試合で戻ってきた(バック)という気持ちになった。ハングリー精神がよみがえった。モチベーションも上がった。井上は強かったが倒せたはずだ、という思いがある」

 井上という好敵手を得た上に、バンタム級に戻したことも幸いしたようで、「このクラスがホームだと感じた。バンタム級に落として約2年。スピードが戻ってきた。前からあるパワーを加えてスピードとパワーが融合した」と自画自賛した。

 再戦のイメージを問われると、「自分のパワーを使ってすべてを出し尽くす。賢く、獰猛なファイターになる。勝つために必要なことは何でもする」と具体的なコメントは避けながら、「モンスターを狩るためにワナを仕掛ける」とも。井上戦に向けて気持ちを高めている様子がひしひしと伝わってきた。

 ボクシング人生のゴールについては、「これまでたくさんのことを成し遂げてきた。残る目標は4団体統一。3団体取ればあと一つ。それが私の目標であり夢だ」と階級アップを示唆した井上とは対照的に4団体制覇を目標に掲げた。

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