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三好喜美佳が女子日本フェザー級V2 若狭とのラバーマッチ制す 黒田雅之が引退スパー

2022年10月18日 20時53分

「ホープフルファイトvol.38」が18日、後楽園ホールで開催され、メインの女子日本フェザー級タイトルマッチは、王者の三好喜美佳(川崎新田)が前王者で挑戦者2位の若狭与志枝(花形)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。

黒田の引退セレモニー

また、元日本2階級制覇王者の黒田雅之が同門の元日本S・バンタム級王者の古橋岳也と3分1ラウンドの引退スパーリングを行った。引退セレモニーでは日本チャンピオンベルトのレプリカが贈呈された。

黒田は「素晴らしい経験、体験をさせてもらい、いい夢を見られたと思う。今後も僕の人生は続いていくわけで、ボクシングをやってきたこと、日本チャンピオンだったことが、そんなことがあったね、と言われるような人生を歩んでいきたい」とあいさつ。リング上で10カウントゴングを聞いた。

V2の三好(右)。試合後は反省の弁が多かった

◇女子日本フェザー級タイトルマッチ6回戦
三好喜美佳(川崎新田)[3-0(58-56×3)]若狭与志枝(花形)
第1戦は若狭が勝利して三好からタイトルを奪い、第2戦は三好が雪辱して王座返り咲き。第3戦は体格で勝る若狭がジャブでプレッシャーをかけて始まった。三好は脚を動かしながら冷静に対処し、初回終了間際に右を決めた。

2回以降は距離を詰めて打ち合う時間帯が増えた。若狭がパワーで上回るものの、三好も回転力で負けていない。両者一歩も引かない打撃戦ながら、徐々に三好の有効打が増えていく印象だ。最終回、ネジを巻き直した若狭に対して三好は打ち負けず、右をよく決めて勝利を手にした。

38歳のベテラン三好は「まだまだ実力不足ですけど、必ず世界を獲ります。今年39歳になりますが、自分が(川崎新田ジム)引っ張っていけるようにがんばります」と勝利者インタビューに答えた。戦績は17勝6KO13敗2分。34歳の若狭は7勝2KO4敗。

再起戦に勝利の伊佐(右)

◇ミニマム級8回戦
伊佐春輔(川崎新田)[3-0(77-75、78-74、79-73)]諸岡直樹(セレス)
身長で上回る前日本ユース王者の伊佐が出入りを繰り返し、多彩なパンチで諸岡に迫った。諸岡はジャブ、左フックで迎え撃つ。伊佐は中盤以降もよく動き、時折パンチをまとめて山を作りながらラウンドを構築。諸岡は単発ながら右、左フックの有効打で対抗した。最終回は打ち合いでともにクリーンヒットを決めた。伊佐は10勝1KO5敗1分。A級初戦だった諸岡は6勝3KO7敗。

榊󠄀野(右)はデビュー戦をTKO勝利で飾った

◇ライト級6回戦
榊󠄀野凱斗(角海老宝石)[TKO3回1分36秒]白崎隼樹(川崎新田)
札幌学院大出身の榊󠄀野がB級デビュー戦で日体大出身の白崎と対戦。互いにロングレンジからワンツーを狙うものの、もみ合いになるシーンが多い立ち上がり。2回、白崎の右がヒットしたが、3回に左フックの相打ちで白崎がバッタリダウン。再開後、榊󠄀野が詰めたところでストップとなった。榊󠄀野は1勝1KO。白崎は1勝2敗。

◇バンタム級4回戦
相澤正祥(川崎新田)[引き分け1-0(39-37、38-38×2)]木場健斗(厚木ワタナベ)

◇S・フライ級4回戦
石原伊吹(花形)[引き分け1-0(38-37、38-38×2)]重田健太郎(川崎新田)

◇51.5キロ4回戦
田崎倫之(川崎新田)[TKO2回1分29秒]池田聡真(厚木ワタナベ)

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