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マルティネスが11回TKOでWBCフライ級王座V5 カネロ凱旋防衛戦のセミ

2023年5月7日 12時01分

WBCフライ級タイトルマッチが6日(日本時間7日)、メキシコ・グアダラハラのカネロvs.ライダーのセミで行われ、王者のフリオ・セサール・マルティネス(メキシコ=写真)が挑戦者ロナル・バティスタ(パナマ)に11回1分TKO勝ち。5度目の防衛に成功した。

パワーで上回るマルティネスはスイッチを繰り返しながら、ジャブ、左右のボディ、アッパーでバティスタに迫ったが、力みが目立ってやや力任せの印象。バティスタはテンポ良くジャブを上下に打ち分け、右ボディストレートを効果的に使ってマルティネスを攻略しようとした。

マルティネスは4回、強引な攻めに出て、バティスタもこれに応戦して一気にヒートアップ。ラウンド終了のゴングがなったあと、バティスタが右ストレートを打ち込んで減点1となった。

5、6回はマルティネスがロープを背負い、引きつけてアッパーやボディ打ちを狙う。バティスタは頭を下げ、コツコツとボディにパンチを集める。7回、マルティネスが左フックを決め、バティスタが尻からキャンバスに落下したがスリップの裁定。確認した結果、8回頭にダウンに訂正された。

このあたりからバティスタの手数が少しずつ落ち、はっきりとマルティネスにペースが傾いていく。マルティネスは10回、ボディ打ちでバティスタにダメージを与えた。迎えた11回、ロングから右を決めてバティスタを下がらせると、最後はロープに釘付けにしてラッシュ。主審が割って入った。

マルティネスは20勝15KO2敗2無効試合。今後はIBF王者サニー・エドワーズ(英)との統一戦、21年に無効試合に終わったWBC暫定王者マックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)との再戦などが選択肢に上がる。世界初挑戦に敗れたバティスタは15勝9KO3敗。Photo by Melina Pizano/Matchroom

■フライ級世界王者
WBA アルテム・ダラキアン(ウクライナ)
WBC フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)
WBC暫定 マックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)
IBF サニー・エドワーズ(英)
WBO ジェシー・ロドリゲス(米)

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