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河野公平&田口良一が練習再開、V4戦は8月下旬

2016年5月20日 18時45分

  ワタナベジムのWBA世界チャンピオン、S・フライ級の河野公平とL・フライ級の田口良一が20日、都内のジムで本格的な練習を再開した。4月27日にそろって3度目の防衛を成功させた両王者の4度目の防衛戦について、渡辺均会長は8月下旬に都内で開催する方針を明らかにした。

ジムワーク再開を報道陣に公開した河野(左)と田口

 4月の防衛戦でインタノン・シッチャモアン(タイ)に大差判定勝ちを収めた河野は「今回は顔の腫れもなく、2日休んで走り始めた」と35歳にして元気いっぱい。WBAから1位(暫定王者)ルイス・コンセプシオン(パナマ)との対戦指令が出たことを受けて「誰とでもやってやるという気持ちでいる。(指名試合は)望むところ。力強い選手なのでかみ合うと思う」と早くもコンセプシオン撃退に闘志を燃やした。

 WBAは河野とコンセプシオンの交渉期間を30日設けており、渡辺会長は「これから交渉に入る。流れで対戦相手がだれになるかはわからないが、だれが相手になってもやってくれると思う」と河野に期待を寄せた。

 7月2日に妻芽衣さんとの結婚式を控え、普段とは違った忙しさを感じているという河野だが、結婚式を挙げた直後の試合で負けるわけにはいかない。4度目の防衛戦に向け「もっと出入りのボクシングをしたいので、足を強化したい」とさらなる進化も誓った。

 一方の田口はゴールデンウイークに友人と大阪へ食べ歩きの旅をして英気を養い、先週からジムワークをスタートさせた。前回のフアン・ランダエタ(ベネズエラ)戦では計5度のダウンを奪って11回終了TKO勝ちながら、「効かせることはできたけど、もっと一発で倒せるような力強さを身に着けたい」と勝って反省も忘れなかった。

 田口の次の相手は白紙状態ながら、現在WBA・L・フライ級は1位に元ミニマム級世界王者の宮崎亮(井岡)がランクされているほか、前WBO世界ミニマム級王者で2階級制覇を狙う田中恒成(畑中)、日本L・フライ級王者の拳四朗(BMB)もすきあらば田口のベルトを奪おうとチャンスをうかがっている。迎え撃つ立場の田口は「日本人対決が決まれば盛り上がると思う。だれが相手でもいい試合をするし、勝つ自信はある」とチャンピオンのプライドを見せた。

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