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JBCがWBOアジアパシフィック王座承認の方向

2017年4月12日 18時45分

 日本ボクシングコミッション(JBC)が現在未承認のWBOアジアパシフィック王座について正式承認する方向で準備を進めている。JBCの安河内剛事務局長が明らかにした。

1月に行われたWBOアジア戦、荒川(左)が王者に

 日本プロボクシング協会が昨年導入した同王座に関しては、ランキングの入り方、王座決定戦の決め方などに不明瞭なところがあり、協会員からも疑問の声が上がっていたという。導入にあたってJBCは試合開催を認めるもののタイトルとして承認しないという玉虫色の判断を下し、一般紙がノンタイトル戦と表記し、スポーツ紙や専門誌がタイトル戦と表記するなど、紛らわしい事態にもなっていた。

 安河内事務局長によると、指名試合や防衛戦の期限についてルールがありながら、それが実際にはあまり守られていない実態もあり、「JBCが承認し、しっかり管理したほうがいいと判断した」とのことだ。

 これから詳細を詰めて、早ければ4月29日に金沢で開催されるゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)とラルフ・ジョン・ルル(フィリピン)によるフェザー級王座決定戦から正式承認する見込みだという。

 またフィリピン・ボクシング・コミッション(GAB)がJBCに対し、ノーランカー選手の日本受け入れを要請していることも明らかにされた。

 GABはフィリピン人選手の不法滞在問題が発覚して以降、選手の派遣を自主規制し、現在はフィリピン国内ランカー選手に限って日本で行われる試合への出場を認めている。今回はフィリピンのボクサー人口減少などを受けての要請。JBC側にノーランカー選手を規制するルールはなく、来日するタイ人選手の実力が低いという問題もあり、準備が整い次第、受け入れる方針だ。

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