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2017年12月1日金曜日

大橋健典が日本Fe級新王者、坂晃典に5回KO勝ち

 日本フェザー級タイトルマッチが1日、後楽園ホールの「A-sign.Bee9」で行われ、挑戦者7位の大橋健典(角海老宝石)がチャンピオンの坂晃典(仲里)に5回3分6秒KO勝ち。タイトル初挑戦で新チャンピオンになった。

 IBFフェザー級10位にランクされる坂はジャブ、左ボディブローを打ち込むスタート。大橋も左フックで対抗するが、先に手を出す坂が右ボディもうまく使って次々とパンチを打ち込んでいった。劣勢の大橋は4回に反撃。左右の強打で坂に襲い掛かり、フックやジャブをヒットさせる。坂も打ち返して攻防はヒートアップした。

 坂から見ると雲行きが怪しくなった5回、大橋のジャブが立て続けに決まり、右ストレート、左フックをもらった坂がグラリ。何とか逃れようとする坂に大橋が襲い掛かる。ダメージを負った坂は残り10秒の拍子木が鳴ると、後ろを向いてコーナーに歩き始めた。すかさず反応した大橋がサイドに回り込み右フックを顔面に叩き込むと、坂があおむけにバッタリとダウン。カウント中に立ち上がることができなかった。

 大橋は「終わった瞬間夢のようだった。すごくうれしい気持ちでいっぱいです」と初々しいコメント。喜びもつかの間、最強挑戦者決定戦を制した源大輝(ワタナベ)がリングイン。「大橋選手とバチバチの殴り合いをしたい。必ずベルトを獲る」と宣言。「僕もバチバチ殴り合ってKO決着したい」と応じた。

 チャンスをものにした大橋は15勝10KO4敗2分。8試合連続KO勝利中で、まさかの敗戦となった坂は16勝13KO4敗。

 日本タイトルマッチの前には、横浜光ジム所属の元日本S・フェザー級王者、金子大樹さんの引退式が行われた。

 29歳の金子さんは17歳4か月でプロデビューをはたし、12年に日本S・フェザー級王者となり4度の防衛に成功。13年大みそかにWBA世界同級王者の内山高志に挑戦して判定負けしたものの、終盤にダウンを奪って気を吐いた。その後、2度目の世界挑戦はならず、7月にロシアでの世界ランカー戦がラストファイトとなった。

 金子さんはリング上で「畑山隆則さんにあこがれて入門してから13年、最高のボクシング人生でした」とあいさつ。惜別の10ゴングが打ち鳴らされた。

◇バンタム級8回戦
栗原慶太(一力)[KO2回3分9秒]ライアン・ルマカド(比)
 日本バンタム級14位の栗原がIBF・S・フライ級14位のルマカドに挑んだ。栗原は初回から右ストレートを上下に打ち分ける好スタート。前日の計量で契約体重を1.2キロ超過したルマカドとは対照的に動きにキレがあった。2回に左フックを決めた栗原が、ボディに右ストレートを叩き込むと、ルマカドが苦悶の表情を浮かべてダウン。10カウントとなった。

 6月に現WBOアジアパシフィック王者の勅使河原弘晶(輪島功一S)に敗れて以来の試合だった栗原は世界ランカー撃破にも「日本ランカーになってから日本人とやっていない。偽物だと思われたくないので日本人とやりたい」とコメント。戦績は10勝9KO5敗。ルマカドは13勝7KO1敗3分。

◇55.8キロ8回戦
臼井欽士郎(横浜光)[TKO7回2分24秒]新座宏(フラッシュ赤羽)
 日本S・バンタム級14位の臼井は7月、OPBF同級王者の大竹秀典(金子)に敗れて以来のリング。スタートから間合いを支配し、初回終了間際に右フックを叩き込んで新座をキャンバスに沈めた。その後も技術に勝る臼井が優位の試合を進め、4回に左フックを効かせるなどしたが、新座も粘って手を出した。

 後半は新座が前に出たが、攻守にうまさを見せる臼井が有効打で上回る。7回、臼井の左フックで新座が後退したところでストップ。37歳の臼井は28勝12KO6敗。新座市の公務員ボクサー、新座は6勝4KO4敗。

◇58.0キロ8回戦
中川祐(T&H)[TKO1回1分50秒]片桐秋彦(川崎新田)