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村田が6Rスパーで右修正、米防衛戦へ着々準備

2018年9月17日 19時23分

 ロブ・ブラント(米)との指名防衛戦(現地時間10月20日・ラスベガス)に備え、順調に調整を続けるWBAミドル級チャンピオン村田諒太(帝拳)。17日も都内のジムで3人のパートナーと計6ラウンドのスパーリングをこなした。

3人のパートナーとスパーをこなした村田(左)

 この日のスパーは、パトリック・デイ(米)、スティーブン・マルティネス(プエルトリコ)、そしてアドリアン・ルナ(メキシコ)の順で2ラウンドずつ行った。相手を見すえながら繰り出す左ジャブで前へと圧力をかけ、隙を見つけるやすかさず右強打をねじ込んだ。

「途中、右の距離が合ってなかったのを修正しました。スティーブンの時は右ストレートが当てにくかったのでフックに変えたり……」と村田。相手をプレッシングするスタイルはシンプルだが、高いレベルで戦うにはそのぶん磨きに磨く必要がある。

 昨日はミドル級注目のリマッチがラスベガスで行われ、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が初戦とは戦法を変えて主導権を握り、結果、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に僅差勝ちを収めた。「前に出るプレッシャーがあるほうが強い」という“実例”は村田にとっても心強いものだったのかもしれない。

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