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S・フライ級王座陥落のアンカハス 再戦条項を行使せず、減量苦でバンタム級転向か

2022年3月2日 10時30分

 前IBF・S・フライ級チャンピオンのジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン、写真)がバンタム級に転向か――。フィリピンのラップラーが先週末にまさかの王座陥落となったアンカハスの今後について報じている。

 アンカハスは先月26日、ラスベガスでフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)と10度目の防衛戦を行った。このV10戦に勝利し、WBO王者の井岡一翔(志成)との統一戦に進む予定だったが、動きに精彩を欠いて大差判定負け。6年間守っていた王座から陥落し、井岡との統一戦は消滅した。

 記事によるとアンカハスは減量に苦しみ、試合では2回までに足がけいれんしていたという。アンカハスは「相手のパンチは見えていたし、相手がくることも分かっていたけど、体を動かすことができなかった。脳さえも反応できず、筋肉の記憶もない。ただパンチを吸収するしかなかった」と語っている。

 今後についてアンカハスは「私は以前、バンタム級で戦ったことがあるが、もうずいぶん前の話だ。どんな動きができるか知るために調整試合が必要になる」とバンタム級転向に言及した。

 マルティネスとは再戦条項があるものの、アンカハスがこれを行使しない可能性が高い、というのがラップラーの見方だ。アンカハスは昨年7月から滞在しているアメリカからフィリピンに帰国し、3月は休息にあてるという。

 ラップラーはフィリピンのネットメディア。創設者で最高経営責任者のマリア・レッサ氏が昨年、ノーベル平和賞を受賞して話題となった。

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