2013年12月20日金曜日

クリス・ジョンが引退を発表

 WBA世界フェザー級王座を連続18度防衛の金字塔を打ちたてたクリス・ジョン(インドネシア)が19、日ジャカルタ市内の有名カフェで会見を開き、現役引退を表明した。今月6日、豪州パースでジョン(34)はシンピウェ・ベチェカ(南アフリカ)に6回終了TKO負け。キャリア52戦目にして初黒星を喫し、ベルトを失った。

クリス・ジョンが引退を表明(ボクシングニュース)

家族と笑顔のジョン

 ジョンは98年にプロデビュー。03年にオスカー・レオン(コロンビア)とのWBA世界フェザー級暫定王座決定戦に勝利して初戴冠。のちに正規王者に昇格した。初防衛戦は日本で元S・バンタム級世界王者の佐藤修と対戦。この試合をジョンは「日本人選手と日本で戦うのはとてもハードだった。彼らは戦士だからだ。でも私はインドネシアの代表としての誇りを胸に戦い、キャリアの中でも特別な瞬間を得ることができた」と振り返っている。

 その後は06年にフアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)に勝利するなど防衛を重ねた。日本勢の挑戦も多く受け、佐藤のほかに、武本在樹、榎洋之、木村章司、細野悟(大橋)を相手に、いずれも防衛を成功させた。生涯戦績は48勝22KO1敗3分。

 会見でジョンは「(敗北で)以前のようなコンディションに戻れないことを痛感したので、引退を決意しました。勝利を重ねることが自信を与えてくれましたが、ベチェカに負けたことが引退の直接の理由ではありません」とコメント。また「ボクシングのためにワイフと娘たちとの時間を犠牲にしたから、今は家族との時間を大切にしたい」とも語っている。同時に「これは一時的な決断。まだ(進退を)決定したわけではない」とも言っていることから、もしかしたらリング復帰の可能性もあるかもしれない。