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WBCヘビー級王者フューリーが格闘技元ヘビー級王者と公式戦? 10.28サウジアラビア

2023年7月12日 10時13分

 WBCヘビー級王者タイソン・フューリー(英=写真)が総合格闘技UFCの元ヘビー級王者フランシス・ガヌー(カメルーン)とボクシングルールで対戦することになった。試合は10月28日、サウジアラビアの首都リヤドで開催される。11日、フューリーの共同プロモーター、トップランクがメディアに通達した。キャッチコピーは“ザ・バディスト・メン・オン・ザ・プラネット”(地球上でもっともいかす男)。

 フューリーvs.ガヌーは数日前から実現が有力と伝えられた。ボクシングルールの8回戦のエキシビションマッチが想定されたが、発表ではリングサイドの3ジャッジが10点法で採点と、今回ラウンド数は発表されなかったが公式試合になる可能性があると思われる。もし公式試合になれば、2017年のフロイド・メイウェザーvs.コナー・マクレガーに続く反響を及ぼしそうだ。

 フューリー(33勝24KO1分無敗)はヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)との4団体統一戦がひとまず流れ、ウシク戦を想定して前哨戦の相手を探していた。「この男は世界最高のハードパンチャーと聞いている。でもビッグなジプシーキングのパンチを食らったら、どんなリアクションを起こすだろう。俺よりタフな男はいない」とコメント。UFC最高の強打者と呼ばれるガヌーへジャブを放った。

 一方、アフリカ・カメルーン出身で米国に居住するガヌーは「3年前からタイソンとの対決を待っていた。チャンスが訪れて夢が実現に向かう。タイソンは今、最高のダンスパートナー。でも彼にタッチすれば、眠りにつくだろう」と不敵に言い放った。

 36歳のガヌーはこれまで17勝3敗。17勝のうち12が打撃によるKO勝ちで、4つが間節技や締め技によるタップアウト勝ち、判定勝ちが1。3敗はいずれも判定負け。身長193センチ、リーチ211センチ、体重は260ポンド(約118キロ)と身長以外はフューリーとほぼ同格。パンチ力が売り物で以前からボクシングの強豪へ対戦を呼びかけていた。なお現在ガヌーはUFCを離れ、女子の4団体統一チャンピオン、クラレッサ・シールズ(米)が参戦したPFLという団体と契約を結んでいる。Photo by SUMIO YAMADA

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