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井上尚弥と対戦の王者フルトン「自信がなければ日本に来ない」 公開練習は一瞬で終了

2023年7月14日 14時54分

 7月25日の有明アリーナで井上尚弥(大橋)の挑戦を受けるWBC&WBO世界S・バンタム級王者のスティーブン・フルトン(米)が14日、横浜市内の大橋ジムで公開練習を行った。

シャドーボクシングをするフルトン

 当初5月7日に予定されていた試合は井上のけがによって2カ月延期された。フルトンは「あのときは試合が中止になると思った。そうなったらクラスを上げようと思っていた」と当時の心境を明かした。延期の日程が決まったことからそれを受け入れ、2週間のオフをへてトレーニングを再開したという。

 井上に関しては「素晴らしいボクサー。タイミングがいい」と語るにとどめ、「頭を使って戦う」、「自信がなければ日本に来ない」、「ウエートは問題ない」などと回答。笑顔をまじえて無愛想ではなかったが、場所が井上のホームということもあり、中身のある発言はあえて避けた。

 会見後がトレーニングを披露するはずだったが、フルトンはシャドーボクシングを左構えで50秒ほど行ったあと、パンチングボールを叩き始めたが、「小さすぎるな」とつぶやくと、これもやめてしまい、早々にジムを後に。これには井上真吾トレーナーも「流すにしても、もう少し動くと思った。公開練習でこれじゃちょっと失礼かな、とも感じますけど」と苦笑いだった。

 短い時間にフルトンを観察した真吾トレーナーは「体格は大きかったのかなと。170センチちょっとあるんじゃないですかね」と背の高さを気にしつつ、「劣っているところは何もないと思う」と涼しい顔。真吾トレーナーによると、井上にとって階級を上げていきなりの世界戦で集中力はとても高く、「今回は波がない。平均してすごくいい」と充実したトレーニングを続けていると明かした。

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