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東洋太平洋バンタム級王者 栗原慶太まさかの60秒TKO負け「気をつけていた右をしょっぱなに…」

2023年10月12日 19時45分

 東京・有明アリーナで12日開催の「FEDELTA Presents TREASURE BOXING PROMOTION 4」のセミで東洋太平洋バンタム級タイトルマッチが行われた。王者の栗原慶太(一力)は挑戦者9位フローイラン・サルダール(フィリピン)に初回1分0秒TKO負け。3度目の王座の初防衛に失敗した。

栗原まさかの初回TKO負け

 WBC3位、IBF4位にランクされる栗原がキャリア豊富な元WBOアジアパシフィックS・フライ級王者サルダールを迎えた。初回、サルダールの右の打ち下ろしが左フックを合わせようとした栗原の顔面をとらえると、王者はグラリ。サルダールが畳みかけ、右アッパーでダウン。さらに右でダウンを使いすると、サルダールは辛うじて立ち上がった栗原にラッシュ。主審が試合を止めた。

 サルダールはセコンドに肩車されて大喜び、栗原は茫然自失の敗戦となった。快勝のサルダールは34勝24KO7敗1分。栗原は17勝15KO7敗1分。

 試合後、会見したサルダールは「もし今日ダメなら引退しようと思っていた。もうダメだと思って、別の仕事をしようと思っていた。それでも一生懸命トレーニングして、今日勝つことができた。またボクシングがやりたい」と思いを語った。

栗原の話「控え室に戻って試合を振り返ろうと思っても振り返られないくらい記憶がない。サルダールは右が特に強いので、右をもらわないように意識していたけど、それを初っぱなにもらってしまった。序盤をしのいで、中盤から後半、相手が落ちてきたところでKOが理想だった。今後については考えていかないといけないと思っている。動画を見て反省の弁が出るあたり、自分でも続けたいんだなと思います…」

初来日のサンチェス㊧

◇バンタム級8回戦
サウル・サンチェス(米)[3-0(78-74、79-73×2)]RV・デニエガ(フィリピン)

 WBOバンタム級10位のサンチェスがプレスをかけ、無敗サウスポーのデニエガがこれを迎え撃った。サンチェスはジャブ、右ストレート、返しの左ヒックでデニエガを追い込んでいき、3回はロープを背負わせ、鋭いパンチを上下に打ち込んでいった。デニエガも左ボディアッパーを打ち返して抵抗するが、サンチェスのプレスが効いてきた。 

 サンチェスは5回に右を決め、デニエガを追い込んでいく。その後、サンチェスがテニエガをロープに、コーナーに追い込みコンビネーションを見舞うが、デニエガの狙うカウンターも威力を残したまま試合は終盤へ。サンチェスは7、8回も攻めたが、テニエガも最後まで闘志は衰えなかった。サンチェスは20勝12KO2敗。デニエガは9勝6KO1敗。

石澤はパラス㊨に判定負け

◇フライ級8回戦
ビンス・パラス(フィリピン)[2-1(78-74、75-77、77-75)]石澤開(M.T)

 元日本ミニマム級王者の石澤がIBFフライ級15位、WBO・L・フライ級13位パラスと対戦。両者ともガードを高く掲げながら、ジャブ、右ストレートを軸にスタートから手数を出していった。パラスは2回、ピッチを上げて石澤に迫る。右ボディを多用し、常に先手を取って石澤に攻めさせなかった。

 後半に入るとパラスのペースはやや落ちたものの要所を締め、石澤はなかなか攻勢に転じることができない。石澤は6回に勝負をかけて前へ。打ち合うシーンを作り、右を決め、逆転に期待を持たせた。

 しかしパラスはズルズルと失速してくれなかった。石澤の攻撃の芽を摘み取り、打ち合っても打ち負けない。パラスは最後まで崩れず、粘る石澤を振り切った。

 石澤は11勝10KO3敗。パラスは20勝15KO2敗1分。勝利がコールされると満面の笑みを浮かべてラウンドガールに抱きついた。パラスは「勝てるとは思わなかった。神様に感謝したい。明日は僕の誕生日なのでうれしい」と雄叫びを上げた。

サンティシマを下した藤田㊨

◇フェザー級8回戦
藤田健児(帝拳)[判定3-0(79-72×2、78-73)]ジョー・サンティシマ(比)

 この試合を前に日本フェザー級ランキングに入った藤田。前回、堤駿斗(志成)に敗れているベテランと対戦したが、サウスポーの藤田は距離感をつかむのが早く、初回、横から払うような左フックでサンティシマがキャンバスにタッチ。ダウンとなった。

 以降も藤田がうまく相手をヒットしていく。サンティシマは近づけばリターンが飛んできて、下がればステップで縮められと藤田に翻弄されてしまう。サンティシマも強くキレるフックを繰り出すものの、藤田の左ボディのカウンターがあるのでカバーを外せない。藤田は終盤に単発でくらうシーンもあったが、これといって危ない場面もなく、ゴールインした。藤田は5勝3KO。サンティシマは3連敗で22勝19KO7敗。

藤田の話「良かった点は常に動くことができてラストまで攻めることができた。悪かったのは警戒しすぎて見過ぎたところ。(相手が前戦で堤駿斗と対戦していることに触れ)比較対象として一番分かりやすい。アマチュア時代のことがあるので、ライバル心があるので、そこでやっぱりプロで差を付けたところを見せられているので、倒すことで見せつけたかったけどできなかった。やれる機会があるならいつかはやり返したい。タイトルがほしい。日本、東洋、アジアパシフィック、どれかに挑戦したい」

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