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井上尚弥の対抗王者タパレスをラスベガスに直撃 ビート11月号より

2023年10月15日 11時00分

 WBAとIBFのスーパーバンタム級タイトルホルダー、マーロン・タパレス(フィリピン)をトレーニング拠点のラスベガスに訪ねた。このタパレスが持つ2本のベルトこそは井上尚弥(大橋)が狙っているものである。以下は、本誌三浦勝夫米国通信員による現地取材インタビュー。4団体統一戦の発表がますます待ち遠しい。《ボクシング・ビート11月号より》

ラスベガスでトレーニング中のタパレス

 フィリピンから8月半ばに渡米。ロサンゼルスでフレディ・ローチ氏が運営するワイルドカードジムで始動したタパレスは、9月に入ってラスベガスへ移動。MP(マニー・パッキアオ)プロモーションズ社長ショーン・ギボンズ氏が所有するジム「ナックルヘッド・ボクシング・クラブ」で調整に入っている。

 指定された時間きっかりに到着すると「練習は終わったばかり。いつ取材に来ても公開するつもりはない」とピシャリ。「いや映像を撮影するわけでなく、写真を撮るだけですよ」と頼んだが「向こう(井上陣営)が公開しないのなら、こちらも見せる義務はない。何事もフェアにやりたい」とタパレス。選手たちが引き上げていくジムでタパレス、エルネル・フォンタニーヤ・トレーナーを交えて話を聞いた。

――コンディションはどうですか?
 「グッドのひと言。グレートなコンディションで試合の準備は整いつつあると思う。年内としても時間があるしね(取材日は10月6日)」

――トレーニングで重点的に強化していることは何ですか?
 「あらゆるトレーニングを実行している。なぜなら井上はグッドなファイトスタイルの持ち主で、グッドなボクサーだから。そう、彼のすべてのスタイルに対応する準備をしている」

――コーチからどんなアドバイスを受けていますか?
 「試合に向けて有益なことすべてを指導してもらっている。私はそれを毎日、学習している」

 ここまででお分かりのようにタパレスは具体的なことを一切、口にしない。これではダメだと変化球を投げてみることにした。

――あなたと対戦した岩佐亮佑は日本のメディアに「タパレスは見えないパンチを持っている」と語っています。それはどんなアングルから放つものなのですか?

 「う~ん、彼はそう言ったのだろうけど私は説明不可能だ。試合のどの場面のことだろうか? 彼が私に勝ったのは私のスタイルをよく研究したからだろう。でも今はよりクイックなパンチを決めることと(ガードが)オープンにならないことを心がけて練習している」

――岩佐戦はコンディションに問題があった?

 「そうでもなかったよ。正直、なぜ負けたのかさっぱりわからない。岩佐もグッドボクサーだからね」

 2019年の岩佐戦で11回TKO負けした後、タパレスは4勝3KO無敗。IBF・S・バンタム級挑戦者決定戦で勅使河原弘晶に2回KO勝ち。今年4月に実現したWBAスーパー&IBF統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)挑戦で2-1判定勝ちを収め、2団体統一王者に君臨した。タパレスの“変身”に貢献したのが岩佐戦後コンビを組むフォンタニーヤ・トレーナーだ。..

 ライバル王者の井上について、家族について、これまでのキャリアについて……タパレス直撃インタビュー全文は発売中のボクシング・ビート11月号に掲載しています。
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