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12.10大阪 世界タイトル挑戦権持つ加納陸&石田匠が世界前哨戦

2023年10月16日 22時22分

 大成ジムの丸元大成会長は16日、兵庫県三田市のジムで12月10日に大阪市のエディオンアリーナ大阪第2競技場で開催する「三田から世界へ23×最強マッチ2」の概要を発表した。

12.10出陣の左から尾崎、石田、加納

 メインはWBO世界フライ級1位、加納陸(大成)が外国人選手と対戦、セミはWBA世界バンタム級1位、石田匠(井岡)がフィリピンS・バンタム級5位、ジェームス・パガリング(フィリピン)と対戦する。加納、石田はともに来年は世界挑戦が控えており、いい勝ち方ではずみをつけたいところだ。

 加納は当初、同級2位のオリムジアン・ナザロフ(ウズベキシタン)とWBOの挑戦者決定戦を行うことにしていた。丸元会長は先週、片道30時間かけてドミニカで開かれたWBO総会に出席。そこでWBO側から「加納は1位で、指名挑戦権を有している」と確約されたため、決定戦は白紙にして、タイ人選手を呼ぶことにした。

 WBOフライ級王者、ジェシーロドリゲス(米国)が12月17日にIBF世界同級王者、サニー・エドワーズ(英国)と統一戦を行うことになっており、その勝者に加納との指名試合が義務づけられ見通しという。

 加納は「会長の行動はありがたい。なにがなんでも勝って、2度目の世界戦に向かいます」と語った。石田はターゲットのWBA世界バンタム級王者、井上拓真(大橋)が11月15日に防衛戦。「井上選手には何がなんでも勝ってもらいたい。自分が井上選手に勝って、名前を売りたい」と気合を込めた。

 デビューから4勝4KO1分と注目の20歳のルーキー、WBC世界ユースL・フライ級王者、尾崎優日(ゆうが、大成)が初の日本人を迎えての49.5キロ8回戦を戦う。相手は帝拳から移籍したばかりの野田賢史(金子)。野田は熊本・秀岳館高から拓大に進んだ28歳。高校時代は選抜準優勝、総体3位と活躍したが、ケガで大学では活躍できず、いったん熊本に戻っていたが、完治して帝拳からプロ入り、3勝2KO2敗の戦績の持ち主。アマ出身同士のレベルの高い戦いになりそうだ。

大成ジムに移籍した松江

 また、大成ジムに昨年の全日本L・フライ級新人王で同級11位の松江琉翔(19)がJM加古川ジムから移籍した。6勝1KOで負け知らず。加納、尾崎に続いて軽量級のリングをにぎわせそうだ。松江の弟吟仁(17)=村野工2年=もボクシングをしており、12月10日の興行で実施されるプロテストを受ける。

 この興行は大阪・堺市のMRジムと合同主催で、MRジムの野口喜士会長の長男海音(24)がS・ライト級6回戦を戦い、次男の関西学院大ボクシング部、留歌(20)がS・バンタム級4回戦でプロデビューすることが決まった。

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